鳥類掲示板過去発言No.1700-200505-97
ツバメ |
投稿日 2005年5月28日(土)17時35分 投稿者 sutemaru
何回も壊されたり襲われたりすると、普通ならば学習してそこには作らないようになったりするのですが、ツバメはそうでもないのですね。 蛇に襲われても又そこで育て始めて二回か三回は巣立ちさせるようですからね。 とすると蛇や猫、カラスをどのように防ぐかは人間が守ってあげる場所にしない限り、天敵からは守れないのだと思います。夏の間来ているときだけで数回の産卵育雛があるということは自然淘汰に負けないように数を多く育てているのかもしれません。 毎年帰巣本能で巣立った場所に帰ってるといいますが、ツバメの平均寿命は1.5年位と言われています。ペアーも雄が前の巣に先に来て巣作りの準備をして後から雌が来て一緒に手伝い始めるといわれていますが、別の雌が先に来てそちらとペアーになってしまうこともあるそうです。しかも前のペアーとも組んで一夫多妻になることもあるようですが、現実に子育てが忙しくて、体力的にも多妻の面倒は見切れないこともあるとか。 初めのペアーや雛が生まれた巣に帰って来て巣を作り出すとも言われていますが、かなりの率で同じペアーが毎年巣を作っているというのは難しそうです。そうなるとやはりそこは危ない場所だということは襲われた時で無いと学習出来ないかも知れませんから、襲われ続けるかもしれません。どうしても危ない場所でしたら作らせないようにした方が早いかもしれません。そうすればもっと安全な場所を見つけて巣を作るかもしれませんから。 どちらにしても段々ツバメが安心して巣を作りたい場所が減ってしまっていることは確かですから、大き目の網(ツバメが通れるくらいの網目)でカラスや猫を防ぐような囲いを初めから作ってあげてもいいと思いますが、蛇は蛇落としをするなどしないと網目は通り抜けるかもしれませんね。 巣作りできるように工夫するのでしたらそのような方法もあると思います。網の前に止まり木のような物を作ってあげると網目から入りやすいかもしれません。 |
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