鳥類掲示板過去発言No.1700-200509-89
ワクモ再 |
投稿日 2005年9月7日(水)00時30分 投稿者 はたの
「ワクモ」で検索、学名をどこかにコピペ。 「ワクモ」およびその学名「Ornithonyssus sylviarum」、あるいはワクモで探っていて出てきた他の外部寄生虫も和名および学名でイメージ検索、とやればたくさん画像が得られます。 あるいは鳥の獣医学書(病院で見せてもらってもよいでしょう)をパラパラとめくれば、痛ましい重感染例も含めて写真が見つかるでしょう。一度、某野生鳥獣救護センターから放鳥予定の野鳥のハンドリングのお手伝いをしたときに、どうも様子がヘンなのでかき分けてみたら表面はあまり変わりはないのに中はスカスカ、虫だらけ、で管理に苦言を呈したことがあります。蔓延するとエライことです。 他方、飼育されているものであれ野生であれ、また鳥か獣か問わず、多少の寄生虫は健康であっても見られて不思議ではありません。手の中で死んだりすれば、体温を求めてヒトの腕をはい上がってきたりもします。どの程度が許容範囲かは宿主の種と寄生虫の種の組み合わせによりますが、極端に神経質になる必要もなく、たまさか知り得た一種類だけ特別に警戒するのもナンセンスで、かといって鈍感でもまずい、ということかと思います。 自然のものが不衛生ということはありません。自然のものであれ市販のものであれ、使い続けていると次第に不衛生に近づいていくから、適度な交換または消毒が必要だ、というだけのことです。あくまで「適度な」ですよ。あまりに神経質になって、鳥までも神経質にさせてしまっては本末転倒ですから。過度の不潔、過度の清潔、どちらもまずいのです。 |
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