鳥類掲示板過去発言No.1700-200606-36
reれのん☆ さん |
投稿日 2006年5月25日(木)15時01分 投稿者 はたの
緊張が原因だとすると、オスのほうが、開始時期遅く、期間も長くなる・・・と考えるほうが普通なのですが。 ふたつの対立する要因がありそうです。 ひとつは代謝です。抱卵している時間が長いメスのほうが代謝が遅いため、生理現象も時間がかかる、というもの。代謝が高くなっていたら落ち着いて巣に座ってられませんしね。 他方は浮気です。メスにとっては浮気の機会は自分が産卵している間しかありませんが、オスにとっては、「近くのメスたちのうちで早く産む個体が産み始める時から、遅く産む個体が産み終わる時まで」とより長くなります。こちらは、オスの換羽開始時期を後らせる働きをするでしょう。ことに、もてるオスでは。 ただ、飼育下ですと、手乗りの程度、餌、運動量、個体間の干渉(が少ない)ことなどいろんな要因がありますし、はっきりとなぜ、と言うのは難しいかなという気がします。 数十羽のブンチョウを大きな禽舎で飼えればいろいろおもしろい発見ができそうですが。 言われる通り、身近な小鳥は地味な換羽ですよね。飛んでいるところを見ても肉眼ではわかりづらい程度。 どうせ育雛にアワタマなりペレットなり使われるのならそれで足りるでしょうけれど、そうでなく、かつ換羽が派手な場合、羽の材料として少し動物性タンパクを補給してやるのはよい考えでしょう。実験的に、乾燥甲状腺なり甲状腺ホルモンなりを与えてど派手に換羽させた場合、材料不足からしょぼい羽しか生えてこないということも知られています。
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