獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200704-34

Re:自咬症のコザクラインコ-2
投稿日 2007年3月22日(木)16時31分 投稿者 sutemaru

水浴びがどのような気分でしているかは本人にしか判らないのですが、換羽の時期でもありますから、もしかして結構神経質でその感じがおかしいなと思っていることが無いとはいえないと思います。
普段より一緒に遊ぶ時間を増やして、毛繕いをよりまめにしてみるなど、本人が気が行かないようにするのも一つの手かもしれませんね。
人間もそうですが、鳥にも性格があってそれはどの子も違います。さらに鳥の生き方と人間の生き方は根本的に違いますから、人間が考えた最良の飼い方でも鳥にとってそれが最良かどうかは全く判りません。もっと雑な飼われ方でも平気な子も居れば、どれだけ手を尽くしても何かに対してストレスを感じる子もあるでしょう。
ホルモン、寄生虫、色々な原因がすべて無いのに自咬症が出る子は、出た事に対しては原因はその子の中にきっとあるのでしょうね。
嫌な事をしたからなる、だけではなく、鳥の身になって見れば全て整っていても一人ぼっちかも知れない、たとえ相手を連れてきても愛称が合わなければ一人ぼっちかも知れない、なついていても触らせないとすると、毛繕いは自分だけでしているから、生えてくる毛などについての違和感が取れない、鳥にとってみたら、雛の時から一羽で暮らしていれば、暇つぶしを考えて何かのはずみに一本抜いてみたらすっきりしたみたいな事だってあるかもしれません。一日中一人で居る事の不安だってあるかもしれません。地震が来ても、大きな音がしても一人で対処しているのですからね。今、自咬症 が出たとすれば、色々判って来る時期でもあるでしょう。色々望む時期でもあるでしょう。
その子が何を望んでいるかを考えてあげて、少しでも多い時間スキンシップをしてあげて、どんなに触られても平気にしてしまうか、手の中で眠ってしまうくらい安心感を持たせてあげたり(もう既にされていることばかりかもしれませんが)、いじられる事に慣らして、皮膚の状態を常に診ていけるような環境にしてみるのも一つに手かもしれません。
相手は暇で一日中色々考えていると思うのです。知恵比べに負けないよう手を尽くしてみる事で、何か違う事に興味が行くかも知れません。
そう簡単には直らないし、原因も特定できない事ですが、こちらがこれだけしてあげているのにと言う考えではなく、何を望んでいるのかな?と言う考えで接すると、訳判らない様な事でも、もしかしたら治せるかもしれませんからね。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:「ペット用品販売」「犬の快癒整体」OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。