鳥類掲示板過去発言No.1700-200704-96
セキセイインコ 大往生 |
投稿日 2007年4月19日(木)05時18分 投稿者 パールちゃん
おととい、一人暮らしをしている母のセキセイインコ、ピー助が亡くなりました。なんと、16歳! 亡くなる前日まで、食べて、飛んで、日課となっている古い電話帳噛み噛みちぎり遊びをしていたそうです。 亡くなった日の朝、なんとなく様子がおかしいのでいつも旅行のときに預かってもらったり健康相談をする街の小鳥屋さんにピー助を連れていき、母は用事があったのでそのままピー助を夕方5時まで小鳥屋さんに置いて、戻ったときもやっぱりなんとなくもう危ないかもという状態だったそうです。 母は最期を看取るということが怖くてできない性格の人です。 長いつきあいで小鳥屋さんもそれをわかってて「いいよ、預かるよ」と言ってくれて、覚悟を決めた母が小鳥屋さんから出ようとしたとき、うずくまっていたピー助がピ〜〜ッと大きな声で鳴いたんですって。 小鳥屋さんが「帰りたいって言ってるんじゃないかなあ」と言うので、母はピー助を家へ連れて帰りました。 帰ってカゴから出すと、いつもならつかまえられるのがいやでぜったいに手のひらには乗らないピー助が母の手のひらに乗ってじっとおとなしくそのままでいたそうです。 じっとしているピー助を手のなかに包んで1時間45分後、静かにピー助は息を引き取りました。母は「ピーちゃん、ありがとう」と74歳にして初めて命の終わりにしっかりと立ち会うことをやり遂げました。 これまでにもカナリアや金魚を飼っては、もうだめかもというときになると最後の瞬間を見たくなくて別の部屋にこもってしまったりした母ですが、ピー助は母に最期を看取る勇気をくれたのですね。 16歳という長寿もさることながら、よくしゃべり、甘えたりすねたりの感情表現が豊かで、本当に賢くてかわいい子でした。 遠く離れている娘の私に代わって母を支えてくれたピーちゃんに、私からも「ありがとう」を。
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