獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200809-73

Re:Re:脚弱は直りますか?
投稿日 2008年9月16日(火)01時40分 投稿者 ぴっちい

参考になるかどうかはわかりませんが…
うちの鳥はインコなのですが、生まれた時巣の中での体制が悪く、左の羽根が曲がったまま成長してしまい、今でも飛ぶことができません。
生まれた時からしばらくは親鳥にお世話を任せていたのですが、そんな体だった為か、あまり充分に餌をもらえなかった、あるいはもらえていてもうまく食べられなかったのか、親鳥から離した後も、始めは見るからに弱々しく、足も悪く、常に床にお腹をついて姿勢を保つ状態でした。
ふごからケージに移せる大きさになっても、止まり木には止まれませんでしたし、餌箱はビンの蓋の浅いものでなければついばむこともできず、食べようとしても餌の中に顔をもたげるばかりで、通常の鳥が餌を食べる姿勢とは程遠いものでした。なのでもう赤ちゃんではないのに、一日の食事の大半は無理矢理に離乳食を与えざるを得ませんでした。
獣医さんにはこのまま上手く歩くことはできないかもしれないし、ちょっと…うーん。。と首をひねられ、はっきり言われなくても、先は長くないということを言いたいのだと思いました。
でも、市販のビタミン剤やカルシウムを餌に混ぜたり、獣医さんにもらった栄養剤を与えるうちに、時間はかかりましたが、徐々に止まり木にも立っていられるようになり、よちよち歩きでもちゃんと足で前に進めるようになりました。
今ではケージの柵を昇ったり、ぶらさがったり、地面を全力で駆けることもできます。
たまに獣医さんのお世話になることもありますが、それは風邪気味のときとかで、獣医さんに、これがあのときの雛??と驚かれるほど元気です。
私にはっきりとは言わなかっただけで、あのとき獣医さんの本心は、もうだめだろうと思っていたそうです。
そんなあの子も、今年で満2歳になりました。

市販の栄養剤などは、よからぬ化学薬品が使われている場合もあると聞いたことがあるので、気を付けたほうがよいようですが、栄養をつけることは必要なように思えますので、与えるものをよく選んで、根気よく続けてあげてはいかがでしょうか。
回復に向かうことをお祈りしています。

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