鳥類掲示板過去発言No.1700-200812-42
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投稿日 2008年10月28日(火)04時54分 投稿者 パールちゃん
まず最初に、保護機関は引き取りには来ません。世話を頼む場合は連れていくのが原則です。持って行けないときは自分が世話をすることになります。その前に、世話が必要なのかどうか判断しなければなりません。羽毛が生えそろっていれば巣立ちビナですから保護する必要はなく、赤肌の見える巣立ち前のヒナなら落ちていた近くに戻してやります。キジバトのヒナなら浅いザルに入れて(巣材不要)近くの木にザルを取り付ければOKです。しかし、すでにかなり弱っているようですから、今から戻すのは無理なようですね。保温は、赤肌ヒナなら40度、巣立ちビナなら30度が目安です。いずれもヒナのいる場所がその温度になるように温度計を使ってちゃんと温度をチェックしてください。それと、プラスチックケースではなく段ボール箱にしてください(保温とストレス防止)。箱のフタは閉じ、通気用に小さな穴をいくつか開けます。フンで脚を汚さないよう、新聞紙を裂いたものを箱の底に敷きます。キジバトの餌は、全身産毛ならドッグフードと九官鳥用フードを半々でやわらかくふやかしたもの、羽毛が出始めたヒナなら先ほどのものに小鳥の餌やニワトリの餌を少量加えたもの、羽毛が生えそろった巣立ちビナならニワトリの餌の割合を増やしてさらにハトの餌を加えたもの。赤肌ヒナは朝昼夕一日3回、羽毛が出始めて以降は朝夕2回、1回当たりの給餌量はそのヒナの頭2つ分が目安。鳥用のビタミン剤も与えてください。ハトは自分から口を開けないのでほっぺを軽くつまんでくちばしを開けさせ、そのまま餌のなかにくちばしを差し込んですくい上げるようにして食べさせます。最初はドロドロのほうが食べやすいでしょう。慣れてきたら次第に水分を減らしてください。こうやって生かすことはできても、そのあと野生に戻すには飛翔訓練や猫やカラスから身を守る方法を教えなければなりません。それはかなり大変なことです。充分な広さ高さのスペース・常に家にいる人・猫やカラスを用意して訓練ができる人でないと無理でしょう。野鳥を1ヶ月以上飼うときは(保護だとしても)許可を得なければなりません。早い時点で、または体力を取り戻した時点で保護機関に連れていくのがいちばんキジバトのためにはいいと思います。
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