魚類(水棲動物)掲示板過去発言No.1800-200009-25
う〜ん |
投稿日 2000年7月31日(月)01時36分 Autumn
私はペーパーだし、大学も魚病学ってあんまりやらないし、 今もマニュアル見ながらなんだけど・・・ 白点そのものはあまり多くなさそう、白点から死亡まで比較的時間が短い、 鰭も溶けている、などから白点病があったかどうかはともかく、 チーママさんのおっしゃる通り、全身性の細菌感染はあると思います。 それが何かは、白点といっても正確な色合い、大きさ、数、広がり、 表面形状etc色々あるし、その他の症状だってケースバイケースの ことが多いし、せめて病変部を顕微鏡検査して虫なり菌なり確認 しないと、正確なところは不明です。 まぁ白点病の対処をしておけば(薬も含めて)、大概の細菌感染の 場合でも有効だから、とりあえずの処置として書き込みました。 ただ正直なところ、全身性の細菌感染を発症した個体の救命は難しいです。 ですから、残された魚への予防をメインにするのがよいでしょう。 やはり水槽全てが汚染されていると思って間違いないので、 チーママさんの言われたとおり、水換えと水槽およびその関連器具の 消毒を行う必要があります。また、ネットや水換えに使用した器具 なども全て消毒して下さい。消毒後は一旦完全に乾燥させて下さい。 水草など消毒が困難なものは思い切って捨てて下さい。 新しくセッティングした水槽もしばらくは薬を投薬しておく必要が あります。この間濾過細菌が期待できず、薬を吸着するので活性炭等も 使用できないため、こまめに水槽内の清掃と水換えを行う必要があります。 薬はできれば1週間ぐらいで別の種類のものに変え、それを数回やった方が よいです(原因菌が特定できないためと、耐性菌の問題から)。 面倒ですけど、頑張って下さいね。 |
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