獣医師広報板ニュース

爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200410-121

タイムリー
投稿日 2004年10月31日(日)23時33分 投稿者 とこまだしよ

今回タイムリーにリチャード・ゴリス先生のお話を聞く機会があり、
そこでヤモリの足先の電顕写真を見せていただく機会を得ました。

ありました!刷毛の先にそれぞれツリガネムシのような吸盤状の構造が!!
先生曰く、それぞれの吸盤はヴァンデルワールス力でくっつく事ができ、
それぞれの吸着力は非常に小さいが、無数のそれで体を支える事ができる。
逆に簡単に外す事ができるために天井のような所でもあのように素早く
動く事ができる。・・・というもの。
すばらしい、の一言ですね。
自然の力はスゴイ!
本人(?)たちは分かってか分からずかそのように進化してきたのですね。

はたのさんとGOさんのおいしいとこ取り、失礼いたしました。
ありがとうございます。


ラン さん

詳しい飼い方やお住まいの地域が分かりませんので一概には言えませんが、
安全を第一に考えるなら、やはり屋内越冬が無難です。

と言う事で私のやり方をご紹介いたしましょう。

秋口、カメ達が甲羅干しに上がってこなくなった所で室内に取りこみます。
コンテナボックスや衣装箱に、首を伸ばせば頭が出るくらいの水を張り、
家の北側等、比較的温度が安定した場所に置きます。
年内は1ヶ月に1〜2回水換えを行います。
水は一見きれいに見えますが、かなり痛んできますので水換えが必要です。
一番寒い時期、1〜3月でも1〜2ヶ月に1回位水換えをします。
4月の終わりから5月初旬にかけて、カメの動きが良くなったところで
屋外に出します。

その年に来た個体は必ずそのようにするのですが、室内冬眠をさせることにより
冬眠中の死亡率が格段に低くなりました。

屋外冬眠でしたらもう少し情報が必要です。

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