爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200410-92
長期飼育には餌の管理がかかせません。 |
投稿日 2004年10月13日(水)19時09分 投稿者 GO
ヤモリンさん。 虫やらマウスやらを食べる爬虫類の飼育のポイントとしてよく言われているのが、 「飼育イコール餌動物の飼育や確保」ということだったりします。 虫食いの生き物が冬眠するのは、寒いのもそうですし、それにリンクして、 餌になる虫もいなくなるという面があります。ですから、売っている餌昆虫を 上手に利用することは、長期飼育を望むにあたってとても重要なことになります。 それに餌になる昆虫を自分が管理して、虫に良い餌(例えば野菜や九官鳥フード、 ドッグフードなど)を与えていれば、結果的にトカゲに栄養のある餌を与えられる ことになります。 一年目のチビにはコオロギの幼虫やミルワームの小さいもの(購入したもの)を メインにして、春〜夏季にはほぼ毎日、大きさによって1匹から数匹を与えています。 クモやガも手に入ればもちろん利用します。 晩秋になってくると夜に1匹投げ込んで、翌日いなくなっていたら追加、残っていたら ケースから取り出して、その翌日に与えます。別に2、3日食べなくたって 彼らにとってはさして問題ありません。 餌昆虫に十分栄養を取らせて管理すること(ローディングなどと言います)と、 与える前にカルシウム剤等をまぶす(こちらはダスティングなどと言います)こと、 この2つはヤモリを長生きさせるためにぜひ取り入れて欲しいと思います。 実は以前、私宛にメールでニホンヤモリの飼い方を尋ねてきた方がいました。 その方は野外での昆虫採集だけで育てていたそうですが、残念ながら 骨の生育不全と思われる頭蓋の変形で長生きしませんでした。 もちろんそれはレアなケースで、余計な老婆心に過ぎないのかもしれませんが、 そんなこともあるということで長々と私の話を聞いていただきました。 |
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