なかなか励行はできないものですよね・・・
　手術の手伝いするとか、抵抗力の弱い個体の世話するとか言う時はともかく・・・
　しっかり手洗いしちゃうと、一度減菌できても、常在菌現象の悪影響でその後かえってアカン菌が増え、平常に戻るまで時間がかかるという話もありますし。洗い過ぎて手が荒れたらなおのこと。
　抵抗力の弱い子供は特に・・・という考えもありますが、日経サイエンスの４月号の論文によると、生後２週間に多様な雑菌に接触した子供のほうが、抵抗力強くアレルギーも起こしにくくなるとか・・・
　大人なら自己責任ですし、ほどほどを判断できますが、子供ではそれが困難で、もろに汚物がついた手を口にもっていったりしますから。実際の殺菌消毒効果というより、さすがにそれはまずいだろうということをさせないための意識づけ程度（忘れても目くじら立てて叱るほどではない）でいいのではないかと個人的には思います。
　支障なく生きていくために清潔にするのであって、清潔を保つために生きているわけではありませんし、あまり清潔に慣れすぎて、いやおうなくそうでない環境に放り込まれたときに困ることになるのも主客転倒かと。