獣医師広報板ニュース

爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200505-69

手洗い
投稿日 2005年5月25日(水)21時26分 投稿者 はたの

まあ、このへんになると、おおむねリーズナブルな幅の中で、各個人がどのへんを「ほど」と思うか、でしょうね。

 特に「病原性が強い微生物がいる可能性」の中の、「強い」と「可能性」の評価・・・
 字義通りとってしまうと、土に触れさせることもできなくなってしまいます。破傷風菌がいる可能性がありますから・・・
 病原性・予防可能性・治療可能性・接触濃度etcについて、定量的な判断が不可能な中でどう割り切るか、最後は感覚的なものになるのかもしれません。感覚的には、私も、水ガメの飼育水には相当な不潔感を感じるわけでとこまだしよさんの目安に一定の賛意を表するものですが、じゃあ、カメがすんでいるドブ川で泥としぶきをはね散らかして(口にも入るでしょう)遊ぶを止めるべきか、というと・・・
 掘ってきたミミズを針につけた手を口にやるとか、馬糞牛糞で生まれたハエが計ってくる中で何か食べるとか、飼育しているカメに触った手を口にやるのとあまり変わらないリスクが潜在する行為はいくらでもあり、全部を禁止もしてられんなあとも思います。
 まあ、最初は気をつけているがだんだんいい加減になっていく(それに反比例して抵抗力もついていく)ぐらいでいいのかもしれません。ただ、世の親御さんがたの傾向として、本人が清潔志向が強いようなので、どちらかといえばタフネスを強調したいのです。感染症の怖さのほうはあちこちで強調されていますが、それを恐れるあまりのデメリットは注目されることが少ないですから。
 

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。