獣医師広報板ニュース

爬虫類・両棲類・カメ掲示板過去発言No.2000-200603-92

どもども
投稿日 2006年3月17日(金)18時53分 投稿者 石橋

>はたのさん

カメの濾過なんですけどね。皮膚病の治療の一環として濾過を工夫してみたらけっこう120cmくらいでもいけるんですよ これが。で培養検査とか水質検査とかしてみたらまずまずの結果。 まぁ熱帯魚くらいの換水頻度で あの 一夜にしてどぶ というかんじのカメ水が 綺麗にメンテできてるんですよ。みじんこ湧くし。で サルモネラがどかんと培養されることもなく 餌金がショック死しない程度の水質も維持できてます。真菌性の皮膚病がこの水槽にいれておくと勝手に治るのがいい感じです。

たしかに 不潔に耐える体。これが理想ですよね。子供の頃 自宅で大量のメンドリをペットにしてましたけど 毎朝 うんち のついた卵を回収して そのまま晩飯で卵かけごはんしてましたもの。

あ いま オオタカのおもしろい眼科症例かかえてます。専門医に診てもらう予定で このあとどうなるか興味しんしんです。

>とこだましよ 様

フトアゴもいちおうクリプトに感受性があるみたいですね。でも私もみたことありません。でも実際はコクシジウムとピンワームの被害のほうが多いですよね。
で クリプトも大きくとらえればコクシジウムの仲間なので 観察しやすいというか検査しやすいという意味で クリプトのかわりにコクシジウムを利用しようという魂胆です。
だから フトアゴ。 なんせ多産ですので。
コクシがどかせるなら クリプトもいけるだろう。ってことで 次にヒョウモンで本番をトライ。の予定です。

アデノウイルスは 幻の感染症で 実はコロニーを救いたい一心で 卵を洗う方法を考えたのが アデノの一件だったのです。しかし 計画をたてる前にコロニーが全滅してしまいそのままです。その後 ウイルスも保存されおらず 流行もしていないので・・・。
そうこうしているうちに むしろコクシジウム類のほうがウイルスよりもオンエッグ感染っぽいかなと このネタを再燃させることにしました。

卵の洗浄は 瀕死のメラーカメレオンで実施したことがあります。問屋の床におちてピクピクしている妊娠メスの腹から卵を取り出し 流水でぬらぬらを綺麗に洗い流し 日の丸を上にして孵化床にならべておいたら 3腹とも孵化したんです。ヒト腹100卵くらいありましたが けっこう孵化率が高く おどろきました。けっこうゴシゴシあらったんですが・・。
その後 マレークシトカゲの ばら撒き卵も 寄生虫対策のつもりで 洗ってみたことがあります。このケースでは 洗っている途中で卵殻がぽろぽろと削れるような感じになってしまい 洗わないほうがいいのかな? という手ごたえでした。しかし 卵は途中まで発生し シラスくらいのトカゲになって死篭ってました。

現在 ある種の酵素入浴剤と超音波洗浄器 マイクロバブルなど いろいろな洗卵方法を空想しては楽しんでいます。しかし 肝心のメスがまだ繁殖サイズにならず 未着手です。

>GO 様

ハイジは 体脂肪率に問題がありますから ここはコナンでいっときましょう。
火事とか地震の際にもご両親をいっぺんにかかえて 壁を垂直に走って助けてくれそうで頼もしい子供ですよね。 個人的には 粗食にも耐え純真さも失わずしかも動物と話ができるネロやマルコのような子も捨てがたいと思います。


では。

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