馬・ロバ・ポニー掲示板過去発言No.2200-200212-101
ももさんへ |
投稿日 2002年8月24日(土)21時20分 Uji
お返事をありがとうございました。どんな声でも本音というのはありがたいものです。 確かに金額的なことは私も気になっていました。私たちが治療に伺う場合どうしても出張料というのをいただくことになります。 私の場合なら実費で5000円強かかるため、もう少しいただくことになります。治療費は競馬場と同額です。 安いとは思いませんが、皆さんが犬や猫を病院に連れて行くことを思えば高くはないと思います。ただ、この料金は当然、 各獣医さんによって違います。 ももさんの周りの厩務員さんがどのような方だったのかわかりませんが、「はしるだけ」の馬づくりではないと思います。確かに 最終目的は競馬にでて勝つことですが、「馬をつくれる」厩務員さんの手によって一頭の馬が馬体がどんどん変わってきて、 心臓の力強さも驚くほど変わってくる様はまさに職人芸です。こういう人は馬に対して真剣であるがゆえに、私たちもより以上に 真剣にならざるを得なくなります。レース近くには明日の調教を3ハロン、15−15にするか、2ハロンを13−12で強めにあがるか というような選択を心臓の具合で決めます。これはもう、お互いの信頼関係です。そのために必要な治療費なら確かにかけます。でも、10万なんてことはまずありませんよ。 セン痛を1週間もやれば別ですけど・・・ 私が乗馬の治療で勝手が違ったのは、治療費の事もそうですが、慢性の疾患が多いこと。慢性のものは治癒に時間がかかるため継続治療が必要になります。 その際に治療費のこともあって、どこまで治療したらよいのかということになるのです。 ももさんの乗馬クラブでのタチオンというのは?です。馬体の回復やある程度の治療という意味ではもっと良い、簡単な注射があるとおもうのですが。 今、私たちではタチオンは角膜炎治療くらいしか使用しません。 私はまだまだ乗馬の世界のことは解っていないと思います。ただ、競馬場での23年という臨床経験を、この歳になってようやく何かのお役に立ちたいと思うようになったのです。 その方法論すらつかみかねていますので、皆さんによろしくご指導お願いいたします。 |
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