馬・ロバ・ポニー掲示板過去発言No.2200-200412-64
数字はsutemaruさんが出してくださるでしょうから |
投稿日 2004年8月1日(日)16時21分 投稿者 はたの
一般論から。 「栄養」の考え方がそもそもヒトとは異なります。牛や羊ほど高効率ではないものの、馬も体内にセルロース分解細菌を飼っています。エサは、直接消化される以外に、細菌によって分解され、その生成物や細菌の死体というカタチでも使われます。 何がどのぐらい必要か、は、馬の品種、運動量、暑さ寒さによって変化します。 和種で、運動負荷が少ないならば、通年完全放牧が可能です。冬など、枯れ草だけでも健康が維持できるわけです。 そして、本来馬は、ちびちび食べ続ける動物です。もともと食い気が勝っています。放牧されていれば天候や外敵を気にするなどの退屈しのぎがありますが、舎飼いではそうはいきませんから、エサの時間に相当にがっつくのは普通です。飽きるほど食わせるほうが危険です。 かつ、馬(に限りませんが)は、基本的に痩せているほうが健康です。腰骨がややとがり、夏ならば肋骨がうっすら見える、ぐらいで大丈夫です。ただし、粗飼料が多ければお腹はぽこんとします。 濃厚飼料が重要なのは、燃費の悪い体質の馬や、運動負荷が大きい場合です。粗飼料の量を増やせないから濃厚飼料が要る、と考えて差し支えありません。ちなみに障害者乗馬であれば、よほど朝から晩まで歩かせているのでない限り、運動負荷はなきに等しいと考えられます。 また、理由が運動であれ暑さであれ、汗をかいているようなら塩が必要となります。 全体のカロリーは、痩せてきているかどうか、で判断すればよろしいでしょう。むろん自然な季節変化もありますから、それを踏まえた上で、ということになりますが。 お尋ねのケースがどうか、というのは書き込みからだけではなんともいえません。 本当に「わらとぬか」ですか。乾草ではなく? ふすまではなく? わらは稲ワラでしょうか麦ワラでしょうか。 「だけ」ではなく青草も与えられているようですが、それも勘案しなくてはなりません。 不適切な飼育方法である可能性もありますが、適切なのにミチルさんが騒いでいるだけ、の可能性もあります。 公的な施設でしたら数字は公開されているでしょう。ビデオを撮影することも可能ですね。 他方、障害者乗馬団体を束ねる団体もあります。客観的な判断が下せる材料(ミチルさんの印象ではなく)をもってそうしたところを訪ねられてもよいかと思います。 |
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