馬・ロバ・ポニー掲示板過去発言No.2200-200612-87
NMさんへ、黒いポニー(訂正版) |
投稿日 2006年9月3日(日)15時53分 投稿者 toshiki
SUTEMARU先生 ありがとうございます。 私もいろいろ私なりに書き込みますので、間違ったことやご意見がございましたら、遠慮なくご指導を御願いします。 NMさん 放牧ともだちですね。宜しくお願いします。 さて、ラフォ君のメニューですが、2歳の幼少期のポニーについてみると、「稲わらとおから米ぬか、果物」では、若干カルシウムとタンパク質が不足しているようです。また、菅平に来たばかりのラフォ君の体型をみると、餌の量も少ないかとおもわれます。 稲わらのタンパク質の量(重量パーセント)は4.7%、カルシウム量は0.3%に対し、一般にポニーに与えられているチモシーは、タンパク質6.7%、カルシウム0.5%です。ほとんどの場合、ポニーの場合餌は、乾燥チモシー100%でほとんど問題ないので、これを基準にかんがえますと、タンパク質、カルシウムが不足しています。 また、おからは、タンパク質量が5.4%、カルシウム0.4%、ですので、サプリメントの意味では全く不足します。 同様に米ぬかは、タンパク質14%、カルシウム0.03%ですからタンパク質の補給には適していますが、カルシウムが不足しています。 馬は5歳で青年になりますが、2〜3歳はまだまだ成長期です。人間と同じように成長期にはカルシウムが必要になります。この場合、稲わらにアルファルファ ヘイキューブを水で戻して加えると良いとおもいます。アルファルファヘイキューブは、タンパク質15.6%、カルシウム1.3%です。 私の場合、体高125センチのポニーで、一日の量で、稲わら(3キロ:20束)と ふすま(700グラム)、ヘイキューブ(乾燥量2キロ)で「飼い葉」を作っていました。この量ではちょっと肥満ぎみとなってしまったようです。このポニーは現在一日4キロのチモシー(ドライグラス)をあたえて丁度よい具合です。 ラフォ君にはその半分から三分の一ぐらいが必要量になるでしょうか。9月3日現在では十分良い体型ですので、この体型を維持するようにしたらいかがでしょうか。(来たばかりと比べると見違えるようです。) 餌の量を量って、体型を見て修正するということを繰り返して量をきめてください。 なお、いずれの飼料も農協で手配できます。ヘイキューブ、チモシーの価格は1キロ50〜60円です。
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