野生と自然掲示板過去発言No.4000-200002-14
麻布の猿の捕獲 |
投稿日 1999年8月25日(水)10時14分 いわき@鳥取
このサルの捕獲について、Niftyserveの自然観察フォーラムで関係者の方が 経過を書いておられました。転載はしませんが、積極的に捕獲しようとしたの ではなく、 ・サルがある建物に侵入したため、子供に被害が起こる可能性もあったので やむをえず捕獲した。 ・交通事故後の状態が心配だったことと、あまり離れザルにならないメスで あったことから調査の必要があった。 ということでした。また、ニホンザル群のDNAのデータはそれほど多くなく 分析にはしばらく時間がかかるだろうとも書いてありました。 「共存」という言葉については、私の考えでは、ペットのようにヒトに食物 や住居を依存して密接に関わりあうのも確かに共存ですが、たとえば山の中で 生活して同じ場所に存在しているけれども、見かけたり声を聞いたりする程度で それぞれ依存する事なく生活するのもひとつの共存だと思いました。そして、 前の発言では「野生動物との共存」を後者の意味で使っています。 ヒトの縄張りである都会の中でサルが生活するには、結局ヒトに依存して ペット化しなければならず、私の思うような共存はできないと思ったのです。 また、都会には野良猫がたくさん居て、可愛がられる反面、苦情も多く出ています。 サルも初めの数頭のうちは珍しがられたり可愛がられたりするかも知れませんが、 それを許容して数十頭、数百頭となった時にヒトは同じ気持ちでいられるか どうかわかりません。そうであれば今回の事を期に、野生動物とどう付き合う のがよいか、よく考えておくべきだと思います。 以上、一応補足します。 |
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