獣医師広報板ニュース

野生と自然掲示板過去発言No.4000-200109-60

カーコ物語は続く、
投稿日 2001年9月15日(土)16時27分 プロキオン

カーコは昨日は1人でやってきました。そのかわり、肩にとまるは人の耳は突
くはで、ひんしゅくをかっています。(若干1名、やられた本人にですが)
水浴びも洗い桶に水を汲んでおくとかってにやっています。その音も飛びちら
す水の量もなかなか大仰です。猫のあとをつきまとって追い払ってしまうのも
困った問題です。

昨日は、アータロウが来なくて、4羽のカラスが電柱のうえから、こちらを伺
っていました。カーコがいないときでした。

今朝もまた3羽程電柱の上から、カーコとのやりとりを見物していたのですが、
そのうちの1羽が舞い降りて来ました。右足を見るとアータロウでした。
なかなか近距離までは近付けないのですが、餌を放ってあげるとキャッチしま
す。ミセス、プロキオンがカマボコをあげると喜んで受け取りました。
しかし、それを見ていたカーコは、アータロウのところへ飛んで行くと横取り
してしまいました。なんて、気の毒な!

どうも、昨日やってきたカラス達の中にアータロウがいたのかもしれません。
長女は初対面であるにも関わらず、シルエットで2人を見分けている様です。
まっくろなカラスですが、どちらにも特徴がありますので、側に来てさえくれ
れば、識別は困難ではありません。

ただ、カラスの数が増えてくるとアパートのとなりで畑仕事をしているおじさ
んの視線が気になり出しました。

野鳥は、本来秋にも発情しますが、餌の条件から冬の間はストップしているよ
うです。
肉食の鳥類は、他の鳥や小さな動物を餌としますので、いくぶん早めに繁殖行
動が再開されます。雑食と言われるカラスもどちらかというと肉食の仲間にな
りますので、繁殖活動は早い方です。おそらく、冬のおおきな塒で相手に目星
をつけているのかもしれませんね。

カーコとアータロウを見ていると、都会のカラスでも毎日同じ場所にゴミ漁り
に来ている個体なら、人付けすることは可能ではないかと考えます。
写真もいろいろ写してはおりますが、バイト数も画像の大きさも問題ないのに
何故か表示されません。ただ、ちょっと気になることがあるので、もう少しか
らかってみます。


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