野生と自然掲示板過去発言No.4000-200112-125
「身近」さ |
投稿日 2001年12月30日(日)00時56分 はたの
なんか身も蓋もない表現になりますが、希少種でも「いるところにはいる」し、普通種でも、「いないところにはいない」。 私は、暖かい地方へ行って、農地や薮でスズメを見るとかなり嬉しかったりします。ウチのあたりだと町中にしかいないんで。 希少種にしても、報道に限らず専門家の間でも大物脊椎動物偏重の風は抜き難く、リスト作りにも功罪両方あるような・・・。 さらにまた、増えている種もあって、が、ヒトの習性か、希少種が減っているのは自然破壊のせい、ある種が増えているのもやっぱり自然破壊のせい、と、しがち。たしかにヒトのもたらす歪みで増える種もありましょうが、本来の自然の変化によるねものもないとはいえなさそうです。木が育つとキジが減ってヤマドリが増えてリスが住み着き、さらに木が育つとリスは減ってムササビが増えるとか。あるいはウチのあたりだと、最近、ホンドジカとニホンザルとイノシシが進出してきましたが、人為の影響もあるかもしれませんが、浅間山の噴火後の自然な遷移もからんでいそうな感じです。ある意味では自然はしたたかだなあ、と思いもします。減った減ったといわれる中には、人の行動パターンが変って気付きにくくなったものもあるでしょうから。シラサギもそうですし、たとえばフクロウやキツネにしても、夜道を歩き、壁が薄くサッシ窓でなかったころと、クルマで移動し壁・窓の防音がいい現在とでは、仮に生息数が同じでも実感される程度は違うでしょうし。悩ましいものです。 >GOさん 大島のはオジロの若ですね? 大島って伊豆大島ですよね。保護個体でしょうか? だとしたら、不運をいたむとともに、大島くんだりまで渡る個体がいるのは頼もしくもあり。 |
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