野生と自然掲示板過去発言No.4000-200112-127
鳥の保定 |
投稿日 2001年12月30日(日)14時27分 プロキオン
>GOさん 保定は、「前立ち」と呼ばれる第一助手がすることになります。この場合、前 立ちを勤める助手は、身動きをする事ができません。慣れてくると、術者の呼 吸を見ながら多少のことはできるようになります。 したがって、術者も前立ちも慣れていないと疲れるばかりで、なかなか手術が 進行しません。大きな手術になるほど術者や前立ちの補助をする助手の数が必 要になっていきます。 術者や前立ちについては、手術手技の稚拙とかいう以前に体力や集中力が必要 とされます。手技については別に練習できますが、体力や集中力をつけるのは 時間がかかりますからね。 股関節の置換術なんかでは骨セメントが固まるまでは、瞬きと呼吸くらいしか できないそうですよ! 1番良いポイントで固める必要があるので、それこそ 体力のない者に助手はまかされないそうです。 私の病院では、ミセスプロキオンが前立ちをつとめることになりますので、メ ジャーオペレーションの範疇に入る手術は無理ですね。まあ、私自身も外科医 を志すつもりはないので、それはそれでかまわないのですが、病理解剖を随分 と実施してきた過去がありますので、剥離面の見きわめには、それなりに自信 があります。その点がちょっぴりもったいなかったりして? |
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