野生と自然掲示板過去発言No.4000-200203-27
畠さん、翼さん |
投稿日 2002年3月6日(水)12時07分 プロキオン
>畠さん ひぇ〜! 済みません。余計な一言を言いました。畠さんのホームページも掲 示板が多く、あれこれ覗いているうちに目が疲れてしまったもので。 りんママさん御主人も40代に入って老眼が出て来たそうですが、私は40を 過ぎてからは年齢を数えないことにしました。 そうしたら、本当に指折り数えてみないと自分の年齢が分からなくなっている 自分に気がつきました。ここまで来ていれば、1歳や2歳違っていたところで たいしたことではないという心境です。 しかしながら、肉体的な衰えは否応なく年齢を自覚させてくれます(TT)。 >翼さん アニマルセラピーとは正しい表現ではありません。間に「介在」つまりAss istedという単語が必要です。 動物が介在する療法であり、これはあくまでも人間が主人公であり医療の一環 として実施されなくてはなりません。医療施設のおいて医師が実施する医療活 動なのです。 したがって、こちらのAATの活動は国内においては非常にまれなものだと御 理解ください。 通常、ボランティアや獣医師が参加して実施しているのは、動物介在活動(A AA)のことであり、こちらは医師の参加を必要としていません。単語になじ みがないために誤って認識されていることが多いのです。 さて、AAAの参加資格というのは指導者養成研修のようなものを除けば、特 別な資格は必要ありません。ボランティアが基本ですので、活動主旨に賛同し て下さる方であれば、犬や猫を飼育していなくても参加は可能です。 ただし、参加する動物についていえば、これは適性もさることながら、かなり 事細かい検査が必要です。各種の疾病の検査やワクチン接種の有無、腸内細菌 のチェックも欠かせません。かなり面倒な項目が並んでいます。 これは、活動対象となる施設の入居者の健康を損ねないための配慮からです。 先の書き込みでも述べましたが、人間に疾病を感染させる可能性がある動物は 参加対象にはなりません。これはとても大事なことで、せっかくの活動が そ のようなトラブルで躓く事があってはならないのです。 例えば、猫のFIV(猫エイズ)という検査項目があります。猫を飼育してい る方なら御承知の疾病なのですが、「人間には感染しないのだから、必要ない だろう」という意見が出るかもしれません。 でも、FIVは、ある特殊な条件下であれば、人間にも感染の可能性はあるの です。人体実験はされておりませんが、そういう報告は存在しています。 ゆえに、検査項目からは外せません。ワクチンがあるものは実施する、検査で きるものは検査するということなのです。 免疫能力が減退している方達が対象であれば、実施する側に配慮があってしか るべきと考えます。そのための獣医師の参加なのです。 また、事故やトラブルにそなえて保険への加入も必要なことなのです。 私が述べて来たのは、日本動物病院福祉協会JAHAの実施している動物介在 活動についてですが、私自身はこちらの会に所属はしておりません。自由なボ ランティアとして参加活動しています。たまたま獣医師免許をもっているとい うのにすぎません。 また、獣医師が関わっていない団体も このような活動を実施しており、私の 県内にも例があります。理念や取り組みの姿勢に相違はあっても良いのですが 疾病に対する考え方は、今所属している会の考えの方に賛同できますので、こ ちらに参加しています。 翼さんが動物介在活動に参加を希望されるのであれば、獣医師会、新聞社、特 別養護ホーム、お近くの動物病院、等にお尋ねになれば、どこかしらで手がか りは得られるはずです。JAHAに尋ねれば、お住まいの県の参加病院を教え てくれると思いますが、会員でないので手元に連絡先がありません。 |
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