まだ、ピンときませんが私の県では桜の開花宣言が昨日出されました。
今年は早いだろうと言ったばかりなのですが、「え、もう出たの？」という感
じもします。
そう言えば、昨年も雪と桜をいっしょに見たぞと思い出しました。

私の手元の新聞の切り抜きに「健在なりや？」というタイトルの切り抜きがあ
ります。
今から２０年以上前のコラム記事なのですが、そのコラムを書いた方は大正８
年の桜の巨木の記録「大桜番付」について、そこに記載された桜がまだ健在で
すかと読者に尋ねているわけなのです。
何本か紹介されている桜の巨木がありますが、この中で私が知っているのは１
位と２位の桜です。

１位　甲州山高の神代桜
　　　幹の周囲は１３、６メートルで樹齢１０００年

２位　岐阜の薄墨桜
　　　幹の周囲は１１、５メートルで樹齢１２００年

どちらの桜も現役で健在です。知る人ぞ知る桜の銘木なので、この時期になる
とテレビや雑誌に紹介される事が多いので、そのありさまを知ることができま
す。

ちなみに、３位は長野の泉平神社の神代桜、４位は福島県の石部桜、５位は山
形の久保桜（一明阿玉桜）、６位は埼玉県一石戸の薄桜、７位は福島県の滝桜、
８位は山形県西置郡の桜大明神、９位は群馬県の阿角桜、１０位は東京の大島
桜となっています。
１０位の大島桜というのは、伊豆の大島なのか、別に大島という地名を指して
いるのか、それとも桜そのものに名付けられているのかよくわかりません。

同時に筆者は桜の巨木は北に多く、南の地方には少ないと書いています。最も
南にあったのは愛媛県上浮穴郡の本川広瀬神社の本川桜で　９６位ということ
だそうです。

どの桜もなにかしかの呼び名を持っており、地元の人々に大切に扱われてきた
のだろうなと推測できますね。

私は「身延山の枝垂れ桜」が好きで、何で番付に入っていないのか不思議なく
らいです。私の母も似たもの親子で、枝垂れ桜の苗を自宅に植えちゃいました。
この木が大きく成ってしまい、道の上を走る電線に触れるようになっています。
いつか、東京電力からクレームが来そうなのですが、下から見あげると我が家
の敷地の領空を電線が横切っているんです。
さて、母親と東京電力のどちらに軍配があがるのでしょう？