野生と自然掲示板過去発言No.4000-200205-23
Re:野生とのつきあい方 |
投稿日 2002年4月27日(土)17時08分 かやちゅ。
>GOさん 私も研究の為にカヤネズミを飼ったことがきっかけで、 それまで漠然としていた保全へのアプローチが明確になりました。 研究の為とはいえ、野生動物を生息地から引き離してしまったことへの罪の意識と 彼らへの愛着という、矛盾した感情を抱えながら、今後も活動を続けて行くでしょう。 私の恩師は言いました。 「研究者は研究対象の動物のために、自らのエネルギーの5%は還元すべきだ」と。 我々研究者は、対象動物に痛い思いやつらい思いをさせながら、 いろいろなデータを貰っているのだから、せめてその種を守るために、 自分のエネルギーの一部を割いてやるべきだと。 その言葉は、私の活動の芯になっています。 >あとは、もっと大きい社会的なコンセンサスを形成してゆく、 >そんなお手伝いが例えばネットなどで出来ると良いのですが。 GOさんのお気持ちを知ることが出来て、良かったです。 私が「全国カヤネズミ・ネットワーク(カヤネット)」を立ち上げたのも、 そのような同じ志を持った個人や団体をつなぐ役割を果たせないかと考えたからです。 また一度、カヤネットのHPにもお越しいただけると嬉しいです。 >海鼠さん カヤネズミ情報有り難うございました。 >珍しい生き物を自分のものにしたい、という欲望は宝石や切手と同じ >感覚なのがやっかいですね。 「欲しい」という気持ちは自然なことだと思いますが、 その欲求を満たすことが引き起こす結果まで想像出来るか、というところで 大きく分かれるでしょうね。 海鼠さんのように、ペットショップでカヤネズミが売られているのをみて、 ショックを受けるというのが普通の感覚になって欲しいと思います。 http://yamaya.yi.org/kayanet/ |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |