野生と自然掲示板過去発言No.4000-200306-105
ハシボソミズナギドリ 大量死 |
投稿日 2003年5月29日(木)17時06分 パールちゃん
昨日5/28の朝、伊勢湾の鈴鹿市から太平洋に面した海山町にかけての三重県沿岸に 多くのハシボソミズナギドリの死体が打ち上げられたとのニュースがありました。 死因は溺死。 長旅のあと、やっと着いた日本沿岸で低気圧に巻き込まれての溺死です。 先週末に九州に大雨をもたらした低気圧、三重県沿岸ではそのとき突風が続いていました。 しけの海でハシボソミズナギドリがもがいているのを目撃した人がいるとのこと。 力尽きたのですね。 さっき伊勢市沿岸の浜を見てきました。 満潮ラインに沿って1メートルほどの間隔で点々と砂浜に死体がありました。 5キロほど海岸線に沿って走り、車から死体数を数えましたが、100まで数えたところでやめました。 5/28夕方の報道では800羽ほどとありましたが、私が見た5キロ間だけで300羽はあったようですので、 総数は何千か万の単位になるのではないでしょうか。 ハシボソミズナギドリの大量死は例年各地のニュースになりますが、目の当たりにしたのは初めてです。 ハシボソミズナギドリはハトを一回り大きくしたくらいの暗灰色の鳥で、 オーストラリア南東部で繁殖をし、初夏に日本から千島列島、アリューシャン列島へ渡ってきます。 水鳥の溺死というのは哀れなものです。 不思議なことにカラスやトビが死体をつついている場面を見ませんでした。 近づきつつある台風4号の波が死体を海へと帰すでしょう。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |