獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-199910-2

動物愛護
投稿日 1999年4月12日(月)16時36分 とも

知り合いのペットショップのおじさんが神奈川県内の某動物園に依頼されて動物とふれあうためのイベントに、動物を連れて参加した時の話を聞いて、ショックを受けました。

おじさんは「どうしたら動物をうまく飼えるか、どうしたら懐かせることができるか、動物と接することの楽しさ」を子供たちに教えたいという希望と夢をもって、よく慣れた子たちを選んでボランティアで参加したというのに、集まった子たちは動物たちがおとなしいのをいいことに、

1.鳥の足をひっぱりあう(小学5 6年生)
2.ハムスターを盗む
3.ウサギの肛門に、たばこの火を押しつける(高校生)

など、動物をいきものとも思わない卑劣な行為をするというのです。
それも、おじさんが、別のお客さんの相手をしていて見ていない隙をねらって。
それに気づいてあわてて止めても、動物の体や心の傷は治りません。
おじさんは、あまりの扱いのひどさにたまりかねてイベントの途中で動物たちを連れて帰ってきてしまったそうです。
もう、二度と行かない。と断言していました。

私も、動物園でそれに近いものを見たことがあります。
モルモットやウサギを追い回す子供たちと、それを見ても何も注意しない親たち。
物いえぬ動物たちに、いたわりの心をもたずにおもちゃにするような行動を戒めないでいたら、どんな大人になるのか・・・想像するだけでもぞっとします。
凶悪犯罪が増えるのも、分かるような気がしました。

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