獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200005-29

その後
投稿日 2000年4月26日(水)16時18分 mon

Michelleさん、ちえさん、御意見ありがとうございました。

その後、縁があって里親さんから子犬を家族に迎えることが
できました。
この子には、片手が生まれつきありません。肘から先が形成
されてないのです。でも家の中がめちゃくちゃになるほど、
元気に飛び回っています。(地面を蹴って走る、歩くのは困難
なので、ジャンプで移動します)

実はネット仲間に「片手がない、って書くのは同情を買いたいと
思われるからやめたほうがいいのでは?」と言われ、考えたのです。

でも「同情」でこのワンコに手が生えてくるわけではないし、
むしろ私は、障害のあるワンコを飼っているかたのHPはないかしら、
と探して、ほとんどないのに驚きました。生まれてくる確率が低い
とは思えません。
うちのワンコは幸い繁殖者のかたが犬を愛しているかただから、よ
かったものの、「売り物にならない」として、闇に葬られる純血種の
ワンコが、いるのは事実です。

まして後ろ足なら、車椅子の使用などができますが、前足となると、
小型のうちのワンコでさえ大変なのですから、大型犬となると...。
知り合いにも賭の近親交配の結果、全盲の子が生まれ、後悔していた
ことがあります。
雑種であれば、尚更「障害があるし貰い手がつかないだろう」と処分
されてしまう子もいるかもしれません。「もらいたいけど、手(足)が
ないのはちよっと...」と考えた時に、私たちは「大変だけどやって
いるわよん」と言いたいです。だから隠しません。

プラダのバックみたいに、流行の犬をかっこよく連れて歩きたい人に
は、手のない犬なんて論外でしょうが...。

ちえさん>
犬もそうですが、猫においては、生まれても80%は
貰い手がつかないのが現状です。生まれてきても、
死ぬだけの命とはなんでしょう。できるだけ、ワン
を雄犬に接触させない方法を取り、早く不妊手術でき
ることを祈ります。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。