世田谷の事件があったのでこちらでも色々ご意見が出ていますね｡

実は別のHP（動物とは関係のない）でしばらく話し合ってきたのですが､事件は事件としてちょっと気になった事がありました｡
飼い猫や飼い犬は飼主がしっかり面倒を見れば良い｡しかし、野良猫を増やさないために確実に避妊斯術をし､野良猫に餌をやったりすべきでない｡という意見が出ました｡しかし､猫はすべて人間に属するものでしょうか？

確かに猫は奈良時代に入ってきた輸入動物で日本古来の種ではありません｡しかし､ネズミ捕りの特技が認められて､人と共存してきました｡ついこの間まで､誰の猫でもなくその辺にいる猫でした｡魚屋の魚や人間のおかずを狙えば、追い払われたり水をかけられたりしたものです｡その代わり猫好きな人が餌をやったり､縁の下や物置で生まれた子供が巣立つまでそっとしておいたりと手も差し伸べていました｡その分猫も自分のテリトリーでせっせと主食のネズミを取っていたわけです｡

糞が気になるようになったのも人間が地面にコンクリやアスファルトで固めて糞を分解する微生物の働きを悪くしてしまったから､飼主よりも人間という種の連帯責任のように思います｡

ロボットではなく生物なのですから､食べる､出す､増えるは当り前の事、それに人間が手を出すのは僭越のような気がします｡