獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200105-54

「三宅島のペットたちは今」
投稿日 2001年5月30日(水)13時49分 小林ひろみ@ペット防災ネットワーク

5月29日(火)に日本テレビ「ニュースプラス!」で放送された
「三宅島のペットたちは今」の内容を報告します。
(関東エリアのみの放送でした)

●現在、東京都日野市の三宅島噴火災害動物センターに収容されている「ビック」(犬)が、
7ヶ月間暮らした一時預かり先の動物病院からセンターに移るために送り出されたときの様子。
そこからセンターのクローズアップ。センターの飼育環境などの様子(少々)。

●「飼い主の会」の地区代表をしている三宅島の人のコメント。
「ペットたちに変化が出始めている」「人恋しいんじゃないですかね・・・」

●たまに面会に来る飼い主さんと犬の散歩の様子。
でもこのようなケースはごくわずか。
そして、センターに収容されたペットたちは、避難ペットの約2割にしか満たない。

●動物病院に収容されていた「ドク」(犬)が、
飼い主さんの苦渋の選択によって里親に引き取られた様子。
新たな飼い主さんは、「元の飼い主さんに負けないように可愛がります」と
笑顔で話されていました。

●千葉県に避難中の人のケース。
都内の動物病院に、シェルターや里親ではなく、一時里親として預かって頂いている。
避難生活の中で預けてある「キンタロウ」(犬)と会ったのは一度きり。
預け先の獣医さんの提案で、飼い主さんに「キンタロウ」の様子をVTRで見て頂く事に・・・
VTRの中のペットの様子に飼い主さんとそのお子さん2人が5ヶ月振りに対面できた嬉しさとせつなさが
画面からも感じられました。
獣医さんは、「このまま決めてやってゆくのではなく、状況が変わればその中で、
犬と飼い主さん両方の幸せの妥協点を、より高く目指し努力したい」と語っていらっしゃいました。

最後にメインキャスターから「義援金・ボランティア・里親募集はHPで詳しく告知しています」のところから、
動物救援本部HPアドレスのテロップが約45秒流れ、
「ボランティアをやってまで最後まで飼おうという人がいるのだから、
けしてペットたちを捨てたりしないで下さい」で番組は終わりました。 
http://miyake-a-save.cool.ne.jp/

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