動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200107-123
「殺処分」廃止に向けて。 |
投稿日 2001年7月20日(金)23時56分 翼
ある方の紹介でこちらのHPを知り、初めて参加させていただきました。 よろしくお願いします。 miraiさんという方の書き込みについて、議論がなされているのを見ました。 もう終わってしまった話のようですが、新参者の私にも書かせてください。 miraiさんの書き込みを少し読ませていただいたのですが、私の考え方と非常 に近いように感じました。 議論に参加していた多く方が書き込まれたmiraiさんの考えへの反対意見をあ る程度読んだ上で、書かせていただきたいと思いました。 反対意見の中で、miraiさんの犬や猫と人間を同一視した「避妊・去勢手術批判」 「殺処分批判」にお怒りの方が、いらっしゃいましたよね。私も「犬や猫と人間は 違う」ということは、種族的にはそのとうりだと思います。しかし、その「命の大 切さ」においては、何ら違い無いように思います。こう言うと大げさに聞こえるか もしれませんが、避妊手術・去勢手術や殺処分の是非を考える上で、「命の大切さ」 の捉え方は大きく関わって来ると思います。 今日では、「人類は皆平等である」ということが一応の世界常識として言われます。 それは例えば、肌の色や、瞳の色、鼻の高さ、背格好などの外見的違いに限らず、 文化(生活様式)的、宗教的違いに関係無く、ということです。 人間達は、それまでに繰り返してきた沢山の行為に過ちを認めて、ようやくこの 認識をもちました。でもそれが適用される範囲が「人類」だけに限定されがちなのは 何故なのでしょうか。 私は「皆平等」という原理は、「誰かを『虫けら』のように扱ってはいけない」とい う意味ではなくて、「誰もが『虫けら』などではない」という意味であるべきだと 思います。それが犬であっても、昆虫であってもです。 人と犬(または昆虫であっても)の命をを同一視することは、人の価値を下げるの ではなく、全ての「命の大切さ」を均一にすることなのだと思いませんか。 勿論、こちらのHPに来られている方の中に、犬や猫の命を『虫けら』のように考 えている方がいらっしゃる、とかいうことを言っているわけでも、思っているわけ でもありません。ただ、世間の集団的意識として、人命>犬命>昆虫命(中略)の ような順位付けがされていることは事実でしょう。そういったところに、犬や猫の 「殺処分」や「避妊手術・去勢手術(同意の無い)」を認める制度も成り立っている と思います。 「殺処分」される命を救うために、「避妊手術・去勢手術」をし、無駄に子どもを増 やさない、という考え方があります。でも本来、殺されていい命なんてあるはずない ですよね。やはり「殺処分」の制度を認めてしまう社会自体がズレテイルのだと思い ます。 私は、犬や猫に、人間に飼われることを強いる考えは持っていません。けれど、その ことを議論するよりも先に、犬や猫ばかりが損をする「殺処分」制度を廃止するべき だと思います。 野良犬、野良猫を全て手術するためには、当然沢山の費用がかかります。それらの費 用を集めて、本当の意味での「動物保護センター」を運営することが可能ではないか、 と思うのです。まずは理不尽に殺処分される子を0にすることが重要であるはずです。 そこから「殺処分」のおかしさをアピールし、無責任に捨てたり、傷つけたりすること が罪悪であるという世間の意識を高めることが出来るのでは・・・と思うのですが。 長くなってしまい済みませんでした。皆様どう思われますか。 |
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