獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200107-126

Re: 「殺処分」廃止に向けて。
投稿日 2001年7月22日(日)00時39分 はな子

翼さんへ

皆がmiraiさんに回答してもらいたかった事があります。
結局回答は得られませんでしたが・・・。

>私は、犬や猫に、人間に飼われることを強いる考えは持っていません。
>けれど、そのことを議論するよりも先に、犬や猫ばかりが損をする
>「殺処分」制度を廃止するべきだと思います。

翼さんがmiraiさんと同じ様な事を仰っているので、
翼さんにもお伺いしますが、
「殺処分制度」を廃止するために、
翼さん自身はどのような事をされているのですか?
また、私達はどのような事をしていけばよいのでしょうか?
具体的に教えていただければ幸いです。

私は(多分、他の方も)野良犬、野良猫を減らす為だけに、
不妊・去勢手術をしているのではありません。
発情しても遂げられない思い(交尾・妊娠)からくる、
ストレスを無くす為、や、病気予防の為、にもしています。
また、不妊・去勢手術に同意する(できる)犬や猫はいません。

>野良犬、野良猫を全て手術するためには、当然沢山の費用がかかります。
>それらの費用を集めて、本当の意味での「動物保護センター」を運営することが
>可能ではないか、と思うのです。

これらの費用は、個人的・一団体のものだと思いますよ。
その費用を誰(何処)が集めて、
誰(何処)がセンターを運営させる事ができるのでしょうか?
行政が出している手術の助成金や、仮に個人の費用も集めたとしても
その様なセンターを運営できるほどの資金は集まらないでしょう。

>まずは理不尽に殺処分される子を0にすることが重要であるはずです。
>そこから「殺処分」のおかしさをアピールし、無責任に捨てたり、
>傷つけたりすることが罪悪であるという世間の意識を高めることが
>出来るのでは・・・と思うのですが。

いきなり0(ゼロ)にするのは不可能です。
まず減らさなくては。
減らすために個人が(自分にも)できる事は何か?
それを考えられてはいかがでしょうか?
人任せにしていても何も始まらないです。
理想ばかりではなく、もっと現実を見ていただきたいです。


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