動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200108-23
現実 |
投稿日 2001年8月5日(日)20時00分 sutemaru
捨てられた子達を貰ってもらうとき、2度と捨てられないように、またその子 の子が出来ても捨てられないように、孫やひ孫の事迄考えられますかって言わ れる方もありますが、考えられる限りの悲しい事の可能性を無くそうとするか ら、してきているから、現実的な言葉が出てくるのだと思いますよ。 我々だけでは先の責任は持てませんが、引き継いで行く努力はしなければなり ませんよね。 恐らく100年150年経っても中々現状は変わらないかもしれません。 歴史は繰り返されるものです。我々が頑張っても次の世代に引き継がなければ また同じ事が繰り返されて行く事でしょう。今の事だけ考えていては進歩は無 いと思いますよ。 貰い手が居なくて困っているのに、そんなにうるさい事をいうから貰う気も無 くしたという考えもあるでしょう。でも、それほど言っても「良いですよ」と 貰って下さる方に貰ってもらいたいのです。本当は一人でも多くの方に連れて 行って欲しいと、のどから手が出る程差し上げたいのが現実でしょう。行って しまえば、世話をしている人間はどれだけ楽でホッとするか。それでもうるさ い事を言い、本人がどこまで責任感があるかを確かめないと不安で差し上げら れないのです。 この子が行った先は気にするなと言われても、余計な御世話と言われても、少 しでも縁があって預かった子を2度と悲しい思いをさせたく無いと言う事から 全て出発していると思いますよ。 そのような事が少しでも理解出来ましたら、里子の一時預かりだけでも参加し て下さると嬉しいですね。そして、その苦労がどれだけ大変か判ると、苦情は 言わなくても頭の下がる思いがします。私はそのような方達に対して何時も大 変だなーって頭を下げています。 野良猫は妊娠し、お産をして授乳をしていても、もう次の子を宿す事が多いで す。飼い猫、飼い犬だからと安心はできません。 このサイクルで生まれて行けばあっという間にネズミ算式に増えて行きます。 全ての子を自分が飼うつもりでしたら、何も言いません。殺してくれと連れて 来て欲しく無いから、避妊去勢を勧めるのです。誰もが殺したく無いのです。 殺してくれと連れて来て欲しく無いのです。 連れてくるのは、連れて行くのは我々と同じ言葉が通じるはずの人間なのですよ。 |
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