動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200203-34
社会的地位の向上 |
投稿日 2002年3月20日(水)21時20分 sea.c
最近また野良猫への悪質な被害が増えており その写真を見るだけで痛々しい思いに駆られるのですが こういった被害が何故起こるのか、そしてそれを防ぐにはどうしたらいいのか についていろいろ考えてみました。 そしてその答えは一般社会の持つ野良猫への偏見をなくす事、 動物虐待は犯罪だという意識を徹底させる事が必要不可欠だと気がつきました。 (ここでは特に被害を受けやすい野良猫を取り上げます) 世間では野良猫について歪んだイメージが蔓延しています。 猫は不吉の前兆だ、悪魔の使いだ、何を考えているのかわからないという ダーテイなイメージが定着しており被害を受けても加害者を糾弾する声が 少ないのが現状だと思います。 しかし実際の猫は猫は、体長6ー70センチ前後(?)のただの動物であり それ以上の何物でもありません。臆病で大人しいただの動物です。 人間が愛情を抱こうが憎悪の対象にしようが、猫は猫以上の何物でもなく 人間から理解されなくとも彼らは彼らなりの生活を営む権利があるのですが 世間の猫に対する偏見は根深いものがあり、そのために野良猫が受け てきた被害は計り知れないものがあります。 同じ人間と思えないような所業を行う者に対してなにか出来る事は ないのでしょうか。 こういった偏見に苦しめられているのはなにも動物に限りません 人種差別・在日差別・男女差別・同性愛者への偏見 人間社会にもありとあらゆる偏見は存在しますが 彼らは差別をなくすための自己主張をしてきた事で現在はある程度 差別が緩和されています。 人間の偏見はどこから生まれてくるのか? そして偏見を肯定する人間と否定する人間の違いは何なのか。 動物愛護関連のHPをみると「どうしてこんな酷い事をするのかわからない」 といった性善説に基づいた主張が多いようですがむしろ私はその主張を 性悪説にシフトチェンジする時期に来ていると思います。 この考えは理解されにくいものと思います。しかし私はこれが 動物虐待を防ぐために有効な方法だと思っています。 |
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