ゆずさんへ。
ゆずさんとしてはどうしたいのかをはっきりさせる必要があります。
1.隣の人がちゃんと散歩に連れていってほしい。排泄物をちゃんと片づけてほしい。
2.隣の人がやらないのなら私がやることを認めてほしい。
このどちらかですよね?
隣の人は1をする気はないようですから、残るは2です。
となると、ゆずさんとお隣との関係が問題になってきます。
お隣との人間関係についてまったく書かれていませんでしたが、
挨拶を交わしたりする程度の最低限のコミュニケーションはあるのでしょうか?
すごく単純に考えますが、
「私、犬が大好きなのでお宅の犬と散歩に行ってもいいですか?」と言うことはできませんか?
「ああ、かまいませんよ」と言われるか、「助かります、ありがとう」と言われるか、
「勝手なことはしなくていい」と言われるか、
ゆずさんの書き込みからは隣人の姿が見えないのでなんともいえませんが、
このままコソコソと隣人の目を盗んで散歩に連れ出すようなことはけしていいことではありません。
ゆずさんが犬の世話をし犬と親密になればなるほど、犬はゆずさんになついて本当の飼い主には見向きもしなくなります。
すると、飼い主はますます犬に愛着をなくし、ただそこにつないでいるだけという状態になります。
長い目で見ると犬の幸せのためにはゆずさんは単に散歩係では済まなくなると思うのです。
中途半端に関わることは犬のためにはなりません。
食餌は飼い主が与えているのですよね?
排泄物を見て下痢や軟便だったら飼い主に食餌の工夫などを言わなければなりませんし、
フィラリアの予防やその他の健康上の心配も飼い主に言わなければなりませんし、
散歩中にもし事故にでも遭ったら責任はどうなるのかや、
今度はゆずさんに向けての寂し鳴きなどの問題も生まれてきます。
つないであるのは隣家だけれど、食餌も散歩も排泄物の処理も健康管理もすべてゆずさん、
犬に対しての全責任をゆずさんが負う必要が出てきます。
犬が天寿をまっとうするまでゆずさんがそれをやりつづける覚悟と決心はありますか?
「かわいそう」だけではダメなんです。お金と時間と責任感が必要です。
最初に1と2とふたつの方法があると書きましたが、
1は無理、2はゆずさんの自己満足にはなっても犬のためにはなりません。
理想は3、犬を正式に隣人からもらい受けて、はっきりと全責任をゆずさんのものにすることです。
その覚悟はありますか?