動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200612-24
マイクロチップ |
投稿日 2006年4月11日(火)18時16分 投稿者 プロキオン
マイクロチップの装着については、「輸出入検疫」「外来生物法」「動物愛護法」が その根拠となっていますが、現時点では、東京都・静岡県・福岡県の3県と川崎市だ けが、読み取り機を設置している自治体にすぎません。 その他の自治体では読み取り機は用意されていませんので、マイクロチップが入って いても有効活用は期待できません。 また、犬に関わる情報を管理する団体は民間であり、その取り扱う個人情報が民間に ゆだねて良いか否かの議論はまだ結論が出ていません。取り扱い機関も2つありまし て、現行では情報の相互乗り入れは実施されていません。 すなわち、情報の登録負担金も機関によって異なり、A方式、B方式というように違 っています。 私見となりますが、このような内容の事柄であれば、国が主体を持って進めていかな くてはならないように思います。 登録内容を一元化しなくては活用しようがありませんし、また、逆に、飼い主に関わ る個人情報を民間の1機関に独占させてしまうのにも不安を感じます。 現状では、各自治体においても、どちらに組したものかと模様ながめにならざるを得 ないはずです。 計画では全国の保健所等60箇所に読み取り機の設置を予定しているそうなのですが、 やはり国が責任をもって進めていかなくてはならないことだと考えます。自治体も迷 っているのだと思います。 なお、マイクロチップは捕獲・保護されていない動物でないと、情報(個体ナンバー )を読み取ることができませんから、どこにいるのか分からないという場合には活用 できません。 現状では、迷子にさせないための「迷子札」を勧めるのは、極めて現実的な対応にな ると考えられます。 私も、その方が実用的だと思っています。
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