nagaoさん、お話を続けたいと思ったのでタイトルを変えました。

> 何に使うんだろう？

「かわいそうな動物のために」と集めた募金を、動物のためではなく自分の夢の実現のために使うんです。そういう動物愛護団体がとても多い。そういう動物愛護団体はかわいそうな動物がいなくなっちゃうと掲げる旗がなくなっちゃうので困る。だから、かわいそうな動物をなくそうとする努力はしない。かわいそうな動物がたくさんいることがうれしい。これが多くの動物愛護団体の現実です。私は「かわいそう」という言葉を使う動物愛護団体を信用しません。

> 願いが叶うなら動物の医療以外にブリーダー育成センターなんていいと思うな。

ブリーダーは職人と同じだと私は思っています。長い年月をかけて経験を積み重ね、経験のなかで信念を育てる。「良い仕事」は経験と信念からしか生まれない。お金は良い仕事の結果でしかない。そう思える人だけがブリーダーなんだと思います。先にお金ありきの人は繁殖屋です。
陶器作家は納得のいく作品だけを世に出し、納得のいかない作品は自分の手で割ってしまいます。それと同じことができる人が真のブリーダーだと私は思っています。

トビのことですが、、、
私は心配をしたわけではないし、トビのことを気にかけていたわけでもありません。なぜnagaoさんがトビへの餌づけをやめさせたいと思ったのか、その理由を知りたかっただけです。ここは動物愛護の掲示板ですから、食べ物を欲しがっているトビに食べ物をやることはいいことなんじゃないの?と感じた人もいるでしょう。nagaoさんがトビへの餌づけをやめさせたいと思った理由がわかれば、いろいろな意見が出て話が深まるかもと期待したのです。

野鳥を人に依存させてはいけないという理由だったのですね。それには基本的には賛成ですが、ならば野鳥保護指定病院はなんのためにあるのでしょう。野生のままなら死んでしまう命を人の手を介入させて生かすところですよね。野生は野生のままにということと矛盾します。

動物愛護って、この矛盾を「どうするべきなの?」と考え続けていくことなんだと思います。
nagaoさんのトビの話は私に考え続けていく材料を与えてくれました。野鳥を人に依存させてはいけないとは思いますが、そんなことで本来は死肉漁りのトビが野生を完全に失うわけはないだろうし、人から餌をもらうトビがいるのは楽しいしほほえましいし、かといって餌をもらうトビの数が増えて湘南のように人を襲うトビ軍団になっては困るし、、、いろいろ考えてしまいます。