動物愛護に関して、どうすることが１番動物にとって良いことなのか私もいつも悩みます。餌付けに関しても良い面と悪い面とあると思います。もちろんトビの話のように野生で生きている動物が完全に人間に依存するようになってしまうのは、その動物にとってよくないことだと思います。単純に餌付けが良い悪いではなく、餌付けをする人の思いと、餌付けの仕方などによると思います。例えば単に「動物の糞などで汚れるのが嫌。動物が好きじゃないから住みつくと困る」などの意見で餌付けを批難する人や「何も責任を持たず餌をやるだけなんて無責任」などと言う人も多いと思います。確かに糞が道端にあれば汚いですし、飼うのは面倒だから餌だけやっとこうと一時的な軽い気持ちで餌付けをすることは無責任なことだと思いますが、どうしても飼ってはやれない状況だけど、せめて少しでも空腹を和らげてやりたい、命を延ばしてやりたいと動物のことを考えながら餌付けをすることが悪いことだとは思えません。餌にありつけないことも多い、厳しい生活の中で人からえさを貰えることがあってもいいのではないかと思います。ただ、それが完全に依存させるやり方であったり、一時的なものにしてほしくないと思います。よく「野生動物は野生で生きるものだ」という言葉を聞きます。確かにそうですが、人間がその自然を壊し、動物にとってとても厳しい世界にしているということを考えなければいけません。人間のせいで環境を変えていっている以上、私たちは環境の変化に合わせて動物の保護の仕方や考え方を見直さなくてはいけないと思います。