動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-158
欧米人の考え方。 |
投稿日 2015年3月15日(日)11時44分 投稿者 ムクムク
今朝、欧米系出身のFB友達からメッセージをいただきました。 欧米系の方から見ると、日本の動物愛護に違和感があるようです。 私は、日本生まれの日本育ち。 留学もせず、旅券を使うと言ったら観光旅行のみの生粋の日本人ですが、臨床などで知り合う欧米人は、かなり日本人とはペットに関する考えが違う方が多かったです。 総じて、ドライでした。 診療で重要なポイントは、サバイバル。 つまり、治癒するのか、予後不良かの判断を求められることが多かったです。 癌の末期のように、処置がしにくい場合、日本人はいよいよ昏睡状態にいたって安楽死の相談をするのですが、欧米系の方の場合は、早い時期に安楽死を考えられる。 FB友達からメッセージからもあったのですが、癌の警察犬の安楽死を敬礼で送るニュースも、日本人と欧米人とでは感じ方が違ったようです。 私は日本人ですので、起立困難とか、食欲廃絶とか、かなり衰弱してから安楽死を検討すると思います。 日本では、動物愛護=殺処分0ととらえる人が少なくないように思いますが、欧米では安楽死は動物愛護に反さないと考える人や動物愛護団体も少なくない。 あまりに動物愛護=殺処分0にこだわるので、末期症状で苦しんでいる動物まで安楽死が出来ない団体もあるくらい。 私は、日本ではあまりに殺処分0と言う言葉が一人歩きしているように思います。 動物愛護を動物の身にとって考えたら、時に安楽死も選択されるだろうと私は考えます。 それをしないのは、動物愛護が動物のためではなく、人の都合だからでしょう。
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