動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-213
Re3:【20キロ圏内の白斑牛】追記 |
投稿日 2015年6月1日(月)11時36分 投稿者 プロキオン
チッチさんにレスが届いたことが確認できてよかったです。 先に私が書いた銅の欠乏原因としての「コバルトの過剰」は、考えうる要因の一つということになりますが、この場合のコバルトというのは放射性同位元素のコバルトでなくても、安定同位元素としてのコバルトでも起こりえることであって、単純に栄養学の話しの一つです。 それゆえ、疾病の文献の方にはなく、食品衛生の方に記述されていたということになるのはないかと思います。 けれども、先日書きました中にあるX線の被ばくにおける被毛の白色化というのは、X線が毛根のメラニン細胞に影響をあたえるためにメラニンの生産量が減少して被毛の色が薄くなっていくという現象です。( こちらは、学術雑誌にも記載されていることです。 ) 栄養学上のコバルトが銅の欠乏を招くというのは、体が必要とする微量元素のバランスが微量元素代謝の過程で均衡を保つために拮抗する元素同士の間で過不足が生じておきることになります。 ただし、この場合コバルトが放射性同位元素のコバルトという事になりますと、コバルト60が出す放射線はγ線ですから、その本態は電磁波であって、これはX線も同じです、と言いますか、瞬間的な照射であるX線よりもγ線の方が影響が大きいはずです。やはり直接的なメラニンの生産阻害が生じる可能性があります。 つまり、栄養学と放射線障害の二重の意味から疑わなくてはならないと私は考えます。 食品衛生の方は知らなくても、放射線障害の白色化は、調査する人達が知らないということはないでしょうから、そこに不信感があると書いたのが先日の書き込みです。 そして、牛達を事故の生き証人としたいという人々も、いくら自らの調査方法をもたないからといって、今のこの調査方法というかその結果をそのまま受けいるれるのでしょうか? 原発推進反対派の科学者の調査は必要としていないのでしょうか? 私自身が、この問題から冷めているのは、両者の姿勢からなのです。 現在、調査に参加している3つの大学ですが、心の底から福島で起きていることが原発事故と無関係であると考えているのなら、あのような調査を実施したりはしないでしょう。 かつてない体験であり、データー収集のためにまたとない機会だからに他なりません。 3つの大学がお金を出して法人を現地に設立して、そこが牛達の管理を行えばよいのです。福島の残っている農家に牛の餌の心配をさせたりするのはおかしいです。 そうすれば、欲しいデーターは手に入りますし、不都合な事は報告しなくて済みます。 本日の新聞記事では、関東のいくつかの県でツバメの巣からセシウムが検出されたそうです。お茶、茸、この前が鮎、そして今回はツバメが何事もなかったのわけではないと教えてくれました。
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