動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-261
Re2:地域猫条例化の動き |
投稿日 2015年8月5日(水)10時54分 投稿者 プロキオン
>sumireさん 私も、この分類に賛成です。 私の居住している自治体では長らく避妊去勢手術への助成措置が中断していましたが、この8月1日より再開されました。 再開にあたって、外で餌やりされている猫については1人または1団体につき5頭までという制限がかけられており、事前に給餌している場所の地図と当該猫の写真を届け出ておく事という条件が付帯しています。事前に状況を調査しますということのようなのです。 そして、手術時に耳のカットが条件となっています。 この耳のカットがネックとなって、獣医師会の方でう会員の意見を聴取したいと召集がかかりましたが、出席した獣医師は6人だけでした。その中で耳のカットやりますという先生は1人だけで、他の先生方はやりたくないという意見でした。執行部の3人の先生を含めても9人中2人だけが賛同したということです。 ただし、会議の結論としては、獣医師会としての意見は「耳カットは受け入れます」となりました。自治体が野良猫の避妊去勢を推進していくうえで、そのような条件をつけざるをえないであろうということは容易に想像できるからです。 昨年、意見交換の方でも耳カットの話題となった際にも否定的な意見の先生が多かったのですが、「猫の代弁者」という投稿者が耳カット賛同の意見を展開されていましたが、どう考えても猫自身が耳をカットしてくれと考えているとは思えませんでした。 実際、私が野良猫の避妊手術をする際にも、まずほとんどが妊娠しておりお腹が大きく避妊済みか否か迷うという余地が無かったですね。 昨年のその話題の際にもよほど言ってやろうかと思ったのですが、昨年3月末に2週間ほど まったく避妊去勢手術の依頼を受け付けられないという事がありました。これは、消費税アップの前に手術を済ませてしまいたいという人の依頼で、捕獲できたらすぐ病院へ連れて行くからという内容だったためです。結局、1頭も捕獲できず、その間他の方からの依頼も断り続けての2週間でした。( 本来であれば、そのような不確実な依頼をうけていないのですが… ) 今年の手術でも捕獲器から脱走されて逃げ回られてが2頭いまして、その他にも脱走時に後ろ足を掴んでしまったために私の足を咬まれて牙の痕がを数えたら20箇所ということもありました。 話しがそれてしまいましたが、そんなこんな理由で、私は野良猫の避妊去勢手術から手を引こうと考えています。会議では自治体が耳カットを条件とすることは理解できるという意見は述べていますが、気持ちとしては実施したくないですし、うっかり捕獲器から脱走されたりしますと、猫も人間も危険です。1人でやっていますが、再捕獲となるとうちの奥さんに手伝わせるのも危ないですしね。 実際問題として、自治体から耳カットが持ち出されたのは、ちょうど良い機会のように思えます。あとは割り切って考えられる獣医師に任せたいと考えているのです。
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