動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-281
Re:犬猫の引き取り拒否 |
投稿日 2015年8月27日(木)09時12分 投稿者 ムクムク
昨日、行政の動物引き取り拒否の現場を扱ったブログを紹介したところ多くのご意見を頂戴しました。 ありがとうございます。 殺処分0ってなんでしょうね。 行政の殺処分が0になればいいのなら、行政は殺処分対象の動物は引き取り拒否すればいい。 では、その動物はどこに行くのでしょうか。 殺処分0を主張する人たちのなかに、行政が動物福祉をすればいいとお考えの方がいるように感じます。 行政の人間は公務員です。 作業時間は警察官や消防署員などを除くと9時5時です。 また、週休二日で年休もある。 例えば、公務員に生まれたばかりの猫の保護が出来るかと言えば、金曜の夕方施設を閉めたら、月曜日息をしているかと言えば疑問です。 では、365日体制でシフトを組めばいいではないかと言えるのですが、それには大変な税負担が伴います。 公務員の給料は民間の上部並。 子猫や衰弱動物の看護のために税負担を強いるとすれば、納税者の理解を得なければならない。 首都圏のような、一部の裕福な行政ならあり得るのかもしれませんが、地方は人の福祉も手一杯の状態。 結局、現在の動物管理センターの人員で出来ることと言えば、引き取り拒否になるように思います。 私は行政を非難するつもりはありません。 私自身は、行政には動物管理を責任持ってやっていただいて、町の安心安全を守って欲しいと希望しています。 その為には、必要な処置を誇りを持ってやっていただきたい。 社会の為なのですから。 殺処分0を訴えている人は、自分たちの力で実現すべきでしょう。 同じような考えて人たちでお金を出し合って施設を作り、やりたいことをされたらいいのです。 外国にも推奨すべきモデルがあるのなら見習えばいい。 日本の公務員制度を考えると、公務員が動物の福祉をするのは無理があると私は考えています。
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