私の病院ではテクニシャンのことを’AHT’と呼んでいます。
しかし、あるテクニシャンから'VT'という名称にしてほしいといわれました。
確かにAHTなんて言葉はアメリカでは通用しません。
要は気持ちの問題なのでしょうが、まず、名称を変更したいと思っています。
’アニテク’と呼んだことはありませんが、獣医師側が　結構気楽に　名称について考えていることは否めません。

まきさんのようなテクニシャンについて私はこう考えます。
まず、学校のことですが　私はほとんどの専門学校（全部とは言っていませんよ）については必要ないと思っています。
なぜならば、結局のところもう一度再教育が　病院で必要だからです。
無駄な時間とお金をわざわざかけるなら、即、動物病院で働くべきです。

ただ、現状で　その病院がテクニシャンをどう考えているか、が重要な点です。
受付、雑用係、ケンネルボーイ（ガール？）と考えているなら、そのつもりで働く側も受け止めなければなりません。
アメリカでは、（私はごくごく一般的なスタッフ15人くらいの開業医でも研修しました）受付とテクニシャンは明らかに仕事が異なっています。
また、ケンネルボーイがパートタイムで働き、昼間は専門学校などへ行ったりしてテクニシャンへの昇格の機会を待っています。
では、実際日本でそれが通用するかというと無理な点は多いでしょう。
しかし、全てが無理とは思いませんし、できることからやっていく必要があるでしょう。

さて、テクニシャンの仕事の範囲という点では　いろいろな意見があるでしょう。
しかし、前回も書いたように　私は獣医師は点滴一つ入れる間に（留置も重要ですよ）　獣医師がやるべき仕事があると思っています。
治療に関しても　進歩しています。
どれだけの情報を自分のものにし、クライアントに提供できるかが　私の考える獣医師です。

現状ではほとんどの病院で　院長ー勤務獣医師ー新卒獣医師ーテクニシャン　というピラミッドで仕事が行われていませんか？
獣医師とテクニシャンのラインのつながりはあっても上下関係ではないと思います。（レベルの低い・・・意識の点で、テクニシャンが多いのでこのピラミッドができるのかな？）
新卒テクニシャンもベテランさんも意見を聞かせてください。