獣医師広報板ニュース

動物看護師掲示板過去発言No.7000-200005-13

最近の動物看護士について
投稿日 2000年5月4日(木)18時00分 ドクターV

私は、病院を経営している獣医師として、皆さんのご意見を拝見させていただき。いろいろな考え方があるのは大変良いことだと思います。しかし、動物看護の仕事に従事する者、特に新人の動物看護士は今の時期に音を上げているようではとてもこの先、この仕事を長い間続けていくのはおそらく無理ではないかと思われます。皆さんもご存じの様に、我々獣医師は飼い主が病気の動物を連れて病院に来院されれば、それがたとえ休日であろうが、深夜の何時であろうと診療を行う義務があるのです。今日は疲れたから診察しないなどとは言えない職業なのです。この様な、休日もあってないような過酷な小動物の診療が毎日行われる場所が皆さんがお勤めの動物病院なのです。このような認識が欠落して動物病院に就職される動物看護士の新人がこの2 3年とても多く見られるように思います。これは、病院勤務についての認識の甘さに他なりません。病院に勤務して1 2ヶ月たらずの動物看護士は、それこそその病院で覚えなければならないことは、沢山あるのは当たり前だし、今一生懸命頑張らねば一体いつ頑張るのでしょうか。体力的にきつくて疲れるのは、人間誰でも当たり前です。皆それを乗り越えて、ベテランの動物看護士として飼い主に信頼され、その病院になくてはならない存在になられている方々が沢山いらっしゃること忘れないでください。よい動物看護士の要素は、何にでも興味を持ち、向上心があり、積極的で、自分を犠牲にでき、周りの者がこの人に任せておけば大丈夫と思われる人間に一歩でも近づけるように、努力できる者になることです。この様な考え方をもたれていかれないと、将来の動物看護士の前途は決して明るくはないことをご忠告いたします

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