＞悲しいのは、動物看護士が人間の看護士となんら変わらない役割を
＞任されざるを得ないのに、動物看護士が国家資格者じゃないところ
＞なのではないですか？

人間の看護士とＡＨＴ/VTの仕事を単純に比較するのはどうかと思います。

そもそもＡＨＴとかＶＴなどを日本語にしても動物看護士には
ならないですね。　　資格制度の確立したアメリカでも
nurseという言葉ではなくTechnicianという言葉を当てはめたのも
意味があるのではと思うのです。
多くの看護婦の仕事現場は、皆さんが働いていらっしゃる動物病院という
小規模な環境とはかなり異なるものです。
また、医療行為についていえば、
看護婦はopeの機械出しはするけれど、直接介助はしません。
縫合などもしません。
気管内挿管も医師の行為です。
臨床検査は検査技師が行います。
その分、看護行為自体に対しては専門性や密度は高いです。

言いかえれば、人間の看護婦よりVTの方が守備範囲は広く
広い分、浅いといえるかもしれません。
それは専門医制度の確立した医師と、多くがそうではない獣医師の
場合も同じだと思います。
（広くなれば浅くなるのは当たり前のことで、広く浅いという意味は
決してマイナスの意味で使っているわけではないです。
逆に専門バカという言葉もあるくらいですから…）

VTの資格制度、位置付けを今後確立していくためには
人間の看護婦と単純に比較しないで、もう少し、
獣医療独自の立場で考えていくことも
必要なのではないでしょうか？（VTさんも獣医さんも）