動物看護師掲示板過去発言No.7000-200204-8
伝えることの難しさ・・・ |
投稿日 2002年3月2日(土)19時56分 みけ
>予備軍さん こんにちは! 外国でのボランティア、看護士の勉強、啓蒙活動 想像を絶するご苦労がおありでしょうね・・・ そして「人と接する」事がとっても重要なこの仕事、 同じ言葉を持つ同じ国の人にでさえ「伝える事」とはなんと 難しいことか!みなさん同じ悩みを抱えていますよね。 ある先生が看護士のセミナーで心に響くこんなお話をしてくださいました。 「飼い主さんから情報を引き出す時、質問には“閉ざされた質問"“開かれた質問" があります。例えば処方した薬の投薬が出来たかの確認で“薬をのませましたか?" は閉ざされた質問で否定的。開かれた質問とは“どのように薬をのませましたか?" ・・しかし実はこれも肯定ではなく否定的。開かれた質問で肯定的とは“お薬飲ませ るの大変だったでしょう?"になります。クライアントの立場に立って本当の情報を引き 出すことは、治療に関わる大切なことなんです。」(なるほどー!と思いました!) こんなテクニックがさりげなく使えるようになると「伝える」事も上手くなるでしょうね? 適正飼養、病気予防、投薬方法、処方食についてなど私たちの仕事で 本当は「伝える」事が目的ではなく「理解していただく」ことが大切 なはずですね。 だから私は飼い主さんを前にして先ずこう考えるようにしてます。 「この方はどんな風に接すれば心を開いて聞いてくださるかな?」 ゲームの始まりだと思って楽しんでしまうのも良いかも?と思っています。 専門知識と平行して接客術も磨かなくては良い仕事が出来ない・・・ 大変なことだけど「頭でっかちの宝の持ち腐れ」になると勿体無い です。姫さんのおっしゃる「罵倒に負けない」根性でがんばりましょう! (AHT向け接客術のセミナーがもっとあると良いですね。) |
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