獣医師広報板ニュース

動物看護師掲示板過去発言No.7000-200409-15

難しい問題
投稿日 2004年5月15日(土)02時20分 投稿者 青衣の天使

動物看護士という職業がいつまで勤務可能なのか?
誰もが思うことではないでしょうか。
私自身も考えたりすることがあります。

獣医療そのものが、まだあまり社会的認知度が低いと思います。
当然その下で働く動物看護士の認知度なんてどん底のようなものです。
しかし、仕方ない部分も含まれています。
卒業当時の知識のまま、日進月歩する獣医療に目を向けず
それが当たり前のように過ごしている獣医師が少なくなく
その下で何の疑問も抱かず、ただなんとなく日々を過ごす
動物看護士の存在が少なくないのも事実だからです。
それを社会に認めてくださいと訴えたところで
説得力もなく、所詮は獣医療と思われてしまっても
仕方ない話です。
もちろん日々精進され、獣医療に励んでおられる獣医師の方々も
たくさんいらっしゃると思っております。
「犬のフンお断り」という看板を公園等で見かける方も少なくないでしょう。
飼い主がみんな始末をすれば、そんな看板が立てられることはないでしょう。
マナーある飼い主も少なくないと思っています。
しかし少なくないマナーのない飼い主の存在が
「犬のフンお断り」という看板を作らせているのではないでしょうか。
それは獣医療にも言えることで
長年勤めて給料の高くなった動物看護士はいらない。
若い子の方が良いと思わせてしまうのは
少なくない動物看護士の素行に原因があるのではないでしょうか。
そんな私の素行も
獣医師に動物看護士の存在はなくてはならないものだ!!
と言わせられるものではありません。
新人獣医師よりも多いと思われる私のお給料。
時として仕事を教えなければならないこともあるし
新人では頼りにならないから代わって欲しいと言われますが
所詮はコマであり、経験がある分動けるから仕事を言われるだけのこと。
動物看護士として必要と思われているかは疑問です。
少し話が反れてしまっていますが
病院と言う組織の中で我々が長く働く為には
獣医師には出来ない。我々だから出来ること。気づくこと。
それを認めてもらえるような働きをする必要がある。
人に認めてもらうためには、相当な努力が必要となります。
人間の看護師だって今のように認められるまでには
大変な苦労と努力があったのですから。
そして今、看護師は病院という枠から出て活躍しています。
我々も病院という枠だけにとらわれることなく
幅広く活躍していきましょう!!

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