＞当方、仕事は学校で生物系の実験をしております。
　細胞染色の基礎知識・テクニックは一応ある方だと思いますので、

ということであると、のだめさん自身は、スメアに出てくる細胞は判別できますね。

一応、染色や細胞にあまり詳しくない方も見ていると思いますので、簡単な見方を書いておきます。
この染色では、膣の上皮細胞（角化した細胞）を赤く染め上げ、それ以外の非角化細胞（円形細胞）を青く染めるという傾向があります。
この赤い細胞と青い細胞の比率が、発情のそれぞれの時期に応じて変化してくるので、今現在の情況を把握することができるということになります。

発情休止期：　　　赤い細胞の比率は、１０％以下
発情前期中の初期：赤い細胞の比率は、３０％以下
発情前期：　　　　赤い細胞は、だいたい５０％くらいで視野の半分くらい。
発情前期の後期：　赤い細胞は７０％以上となり、赤血球も増えてくる。
発情期：　　　　　赤い細胞が８０％を超えるようになり、赤血球は逆に減少に向かう。
発情後期：　　　　赤い細胞が劇的に減少して、比率が青い細胞と入れ替わる。

という具合になります。
しかし、この膣のスメア検査の目的は、今が発情期のどこに時期に相当しているのかを知る点にあります。
このことが何を意味するかというと、発情が進行していっていること、排卵が近づいていること、そして排卵があったこと、発情が終わったことがわかるということになります。