動物看護師掲示板 2007年7月2日(月)11時59分

いわゆるチェリーアイというのは、第三眼瞼腺の突出のことをさして言っています。これは、腺体とＴ型軟骨が眼窩の骨膜に本来はしっかりと付着しているはずなのですが、この付着部が緩んで腺体が眼外に突出し炎症と過形成によって肥大した状態のことなのです。
すなわち、眼にごみが入ったというくらいのことでは原因とはなりません。

かつては、突出した腺体を切除するという手術が実施されていましたが、第三眼瞼腺は涙の約３０％を産生しているとのことであって、その切除は後々に乾性結膜炎に繋がる可能性があるということで、今では勧められていません。
現在では、腺体の切除は行わず、元の位置に納めるという手術となっています。

また、Ｔ型軟骨の反転も、チェリーアイと同様の外見を呈し混同されやすいのですが、こちらは、触れてみると固さに違いがあります。

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