獣医師広報板ニュース

トリマー掲示板過去発言No.7100-200206-7

Re: 挫折しそうです・・・
投稿日 2002年6月19日(水)14時49分 かいりん

こんにちは。
私は、現役トリマーです。
トリマーとして言わせていただきます。
『犬をなんとも思っていない人=トリマー』と何故断言できるのかわたしには、
不思議に思います。
わんわんさんは、何軒かのペットショップにいかれ、
先輩トリマーの犬に対してのひどい扱いをみてこられショックを受けている気持ちは
わかります。
私も、そういう方たちをアルバイトをしていたころ実際に見てきました。
しかし、そういう人達ばかりではありません。
世界中には、数え切れないぐらいのトリマー・ペット美容室があります。
わんわんさんがみてきたのは、そのほんの一部です。
そのほんの一部で『犬をなんとも思っていない人=トリマー』といいきれるのでしょうか。


また、建前上、そういってるだけと思われるかもしれませんが、
もし、信じていただけるならこういう店もあるんだなと聞いてください。
当店のスタッフは、みんな犬が大好きで働いています。
みんな、自分の仕事に誇りをもって恥じないように働いています。
トリミングに関しても、噛むワンちゃんでも
ほとんど口輪はせず(小型犬では、口輪をしたことがありません。
犬がケガする場合はしますが。例えば、バリカンを噛むなど・・。)
そしてできるだけ嫌がらないように
とことんつきあいます。もちろんわんちゃんが、しんどくないように
休憩をしながらですが。
そのため、一日1頭ならまだいいほうで、かなり暴れるわんちゃんなら三日かけたこともあります。
しようとおもえば、みんなで押さえつけて一日でできるでしょう。
お金にならないと思えばことわればいいでしょう。
でも、そのこは、何軒も断られ、Aコッカ−でしたので、
全身フェルトを通りこして、1ミリのバリカンすらやっとの思いではいるぐらいでした。
私達がこの子をしてあげたい。きれいにしてあげたいとみんな思いました。
その子を2人がかりで休憩させてあげたり、遊んであげたりしながらしました。

私達も人間ですから3日間も言うことを聞いてくれない子をひたすらたんたんと
していたら、イライラもします。
正直、かっとなることもあります。

その時、わたしたちは、犬をケガさせないためにも犬になめられたらいけませんから
しかります。
しかし、叱ることはしてもそんないじめみたいなことはしません。
そのこのもともとの性格もあるでしょうが、
こんなにも、体をさわらせないようにしてしまった飼い主さんが一番の原因だと思うからです。
そのことを、きちんと飼い主さんにいいます。
かわいそうなのは、わかりますが、このこの為、きちんと叱ってください、と。

私達は、この方針でしています。
そしてこの方針でこれからもやっていくつもりです。

犬のことを思うトリマーの基準がどの程度のものかわかりませんが、
少なくても、わたしたちは自分達自身のやり方に誇りを持っています。

また、勤務時間が、九時間労働で、休憩20分と書いてありましたが、
ほとんどが、そういう勤務状況ではないでしょうか。
まだ、休憩が20分あるだけいいのではないでしょうか。
体力がないと勤まらないしごとですから。

ひとりで仕上げれるまでに技術がそれまでについていかないかも
とありましたが、
わたしは、学校を卒業し、初めての就職先が、行ってみると一人でした。
ですから、ひとりで仕上げなければなりません。
でも、わたしにしあげれるかどうか不安がってても仕方ありません。
わたしが、やらないで誰がやる!!という気持ちですれば、
きっと道はひらけます。
少しずつお客様も増え、いまでは、スタッフも増えました。

それだけ、犬のために思える方なんですから、
自分に技術がないからできないと諦めず、
技術は、いくらでも頑張ればみがけられるのですから頑張ってほしいです。
一人のトリマーとしての意見として聞いていただければ幸いです。













◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。