私は、トリマーの学校を卒業後、本当に仕事が無く、やっと、面接までこぎつけたお店では、1人で仕上げられない間は、見習い期間と言われました。1日8時間労働で休憩は15分くらいで5000円でした。私のお店も、交通費が出なかったのできつかったです。結局、半年続けましたが、閉店することとなりやめなくてはいけませんでした。
次のお店では、家族経営の小さなお店で、苦労しました。私は、技術的に見てから決めると言われて1ヶ月たっても、お給料のことは何にも言われず、イライラしました。技術的に未熟な分、言いにくいのは十分分かります。私もそうでしたから。でも、10時間拘束され、掃除に雑用など、人より何倍もやっているという自信もありました。いろいろ悩みましたが、「ここのお給料日は何日ですか？」と自然に聞いてみました。店長は、やっと、お給料の話をし始めました。私から切り出さないと言わないつもりだったんだと強く感じ、その時、許せない気持ちになりました。お給料に関することは、早いほうがいいですよ。1ヶ月は限界だと思うんです。それだけ働いて2500円と驚くほど賃金が低かったので、驚き、悔しかったんですが、そんなに安くても、そこのお店から学びたいことが多く、勉強になっていたから、貯金を崩し、頑張っていました。そんな生活を続けましたが、一人で仕上げるようになっても、お客さんがたくさん付いても、お給料も全くかわらなかったんです。知識も技術も、盗めるものは全て盗んだというある日、違う求人していたお店に移ることができました。さっさと、変わりました。今では、いいお店で働いています。面接のとき、お給料のこと、時間の事、休みのことなど、きっちり聞いて入ったのでよかったんだと思います。
人を見て、態度をかえる人間は最低だと思います。個人経営だと、はっきり言って、せこい人間が多いんです。人の足元を見てるんですよ。私も何度も泣いたことがあります。店長から言うべきことでも、黙っているし、かなり利用されていると感じました。お店の中で、頑張れば頑張るほど、みんなは仕事をしなくなり、頑張れば頑張るほど、もっと上の事を要求されていく･･･でも、人間として、それはいけないと思うんです。私は、辞める時「そんなこと言われても困る」と言われました。私は、何度も意見を言ってきたことやお願いしたことを話し、それでも、聞いてくれなかったと批判しました。すると、「時給800円だすから、一緒に頑張ろう」って言われました。私は、時給250円でも頑張ってきたんです。こっちが強く出ると態度は急変しました。驚きますよ。
辞めるまでの2週間は、本当に優しい店長でしたが、もう、信じられず、2週間後さっさと辞めました。指名してくださっていたお客さんに、手紙を書いている時は、正直、悲しくなり迷いましたが、きっぱり辞めました。
未熟だから、お金をもらえないのは当然。未熟だから、利用されると言うのは違います。私も、まだまだ未熟だけど、きっちり、条件を聞くのは必要だと感じています。