デモンストレーションで各地にお邪魔しております、聴導犬育成の会ボランティアの
ｐｅｋｏです。

デモンストレーションには、本当にたくさんの方が方を止めてくださり
お話を聞いてくださりとてもうれしく思います。

各地に行く度思うことは「交通の不便｣でした。
聴導犬は電車に乗ることができません。移動は飛行機と車になります。
今回は犬の事を考えて(デモンストレーション犬は普通でも人の視線に
さらされるので）客席への同乗は控えています。
本来大阪などには新幹線で行ければ、もっと犬にも負担をかけない、
私たちも丸１日を費やさなくても済むスケジュールが立てられます。
雨の強い日などは「飛行機が予定通り飛んでくれるのか｣心配になったり
「飛行機の大きな揺れ(乱気流など)は大丈夫か｣などの不安もあります。
私たちの不安や心配はユーザーである聴導犬と暮らす聴覚障害者の不安や
心配、不便さであるのだと感じました。
この先問題も多いと思いますが、この点も含め「障害者補助犬法｣によって
改善されればと思います。

また空港で行き交う方が聴導犬のベストを見て「盲導犬？えっ聴導犬？｣と言われます。
「耳の不自由な方に音を教えてくれるわんちゃんです｣とお話します。
「小さな犬でびっくりしました｣「雑種でも聴導犬になれるんですね｣とも言われました。
盲導犬や介助犬のイメージだと、聴導犬は小さいと思います。
「ストレスや緊張で長生きできないんじゃないの？｣とも聞かれました。
「普段生活している時は、普通の家庭犬と同じです。遊んだり昼寝をしていても
自分が知っている音がすると、ちゃんと音のところまで誘導してくれるんですよ。
この子たちもとても甘えん坊なんです。でも外ではきちんとしています。ＯＮと
ＯＦＦの使い分けがうまいんですよ｣とお話すると「うちにも犬がいて…」と、
しばし犬談義に花が咲く事もありました。

また、ある店長さんは「盲導犬や介助犬。そして犬というのはなぜたりして
愛情を示さないと分からないと思っていました。(仕事中)触ったりしては、
いけないんですね。言われて初めて気が付きました。」と仰ってました。
「仕事中は『優しく無視』してあげてください。ユーザーが一番のリーダーですから、
気が散ってしまいますのでよろしくお願いします」

まだまだデモンストレーション行脚は続きます。私も手話通訳として同行します。
聴導犬への理解のみならず、聴覚障害という不便さを少しでも多くの方にご理解頂けるように
各地をまわりたいと思います。
皆さんもお近くに参りましたら是非いらして下さい。

ダイエーの店舗での「聴導犬ふれあい教室」です。
★の日はｐｅｋｏが手話通訳担当の日です。

★４／６　（土）　　船堀店：東京都江戸川区
★４／１３（土）　　いちかわコルトンプラザ：千葉県

★４／１４（日）　　武蔵村山店：東京都　←　追加になりました

　４／２１（日）　　伊勢原店：神奈川県
　４／２７（土）　　ショッパーズモールマリナタウン店：福岡県
　４／２８（日）　　熊本店：熊本県
　４／２９（月・祝）南長崎店：長崎県
★６／８　（土）　　北広島店：北海道北広島市
★６／９　（日）　　琴似店：北海道札幌市

＊開催時間＊　１３：１５〜・１５：１５〜（２回開催）

実際、どのような仕事をしいているか？聴覚障害とは？などなど
短時間ですが、少しでも皆さんにご理解を頂きたくお願い申し上げます。